#56 - 『VCSJ++』 VINCE;NTシンマ × Strip Joint 岸岡 (vol.2/2)
前回、VINCE;NT のシンマさんをお迎えし、対談をお送りしました。
今回は第二回。
VINCE;NTとStrip Jointの共同企画『VCSJ++』、これまでの2回と今後について。
『VCSJ++』
石川
どうしてそれがもう1回開催されたのか、そしてなぜ今回は2マンじゃなかったんでしょうか?
岸岡
1回目の時から、別に1回で終わらすとかじゃなくて、継続的にできる企画を作ろうみたいなことを言ってて。言ってましたよね?
シンマ
言ってた。
岸岡
やりたいことを全部言うと、持ち込みの機材をずらっと並べて音響的にすごい感じにしよう。あと照明もすごい感じにしよう。本当はゲネプロとかやって、曲に合わせて照明作るみたいなことをやりたいねって言ってたり。その日の映像全部残して、後からヤバい映像があるなっていう風になるようにしたいなとか。
色々思ってたんだけど、最初の回はもうとりあえずスプリットシングル作るっていうので、結局手一杯になって照明と撮影はできず、派手にはできなかった。
シンマ
だからまだまだやりたいことはいっぱいあるんですよ(笑)。
岸岡
うちのバンド、正直あんまり呼ばれないんですよ。でも戦略的に、月1回ぐらいはやっぱりライブをやりたいわけですよ。あんまり期間が空いちゃうと存在も忘れられちゃうし、最低限知ってもらう場を確保するっていう意味でも、月1回ぐらいは東京のちゃんとした場所で、なるべくなら全員揃ってやり続けたい。
それをするために自分で企画を打たないといけないっていう状況になることが多くて。で、じゃあ、もうこの日程でと先に場所を取ってしまって、後からじゃあ中身をどうするみたいな。
シンマ
その意識はめっちゃいいと思う。
岸岡
で、もう箱は抑えてる日程がいくつかあったので、第2回をここでやろうってなった。
完全な自主企画を打ち続けるっていうのは大変だし、前からいつやろうかっていう話はちょっとしてたから、じゃあ、このタイミングでっていうことになったんだったかな。
石川
なるほど。
バンド数が増えたことに関して、純粋にイベントとして目指すものが変わったりはしたんですか?
シンマ
それは特になかったけど、確か1回目の時に、次は誰か入れようってもう話してました。集客の意味でも、新しいバンドに出会える場所にもなるし。
岸岡
大きいバンドを入れたい、みたいな話もありましたよね。
シンマ
そうそれもあるし、やりたいこと、めっちゃあるんです。
大きいバンドも欲しいし、もっと大きいとこでやりたいのもあるし。
音響に超こだわる回とか。例えばね。
やらないようなところとかでやったりとか、いろんなテーマがあるんです。
まあ一つずつ潰していってる感じかな。
石川
いっぱいやってく中で、第何回はこういう特色あったよねみたいな話になったら結構面白いですよね。
シンマ
続けたい。
それぞれのバンドが解散か、超仲悪くなって、止まる以外の理由は認めない。
意外にね、語られて欲しいんですよ。
流れを追っていける、こういう歴史があるんだ、みたいな。
その中で、これは夢物語かもしれないですけど、お互いに前進していって欲しいわけですよ。少しずつでも。
バンドの状況にももちろん波はあると思うけど、上向きには向かっている。
そんな状態になってて欲しくて。
落ちててもいいんですよ。結局上に行くのがおもろいから、グラデーションっていうか、楽しんで欲しいわけ。
ダブダブでやって、リキッドルームでやって、そしたら一冊の文庫になるかな。
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