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#46 - ロラパルーザのヴィンテージTシャツ

お知らせ
こんにちは、Strip Joint magazineを運営しています、石川です。
Strip Joint magazineの紙版、「iconic #4」をライブハウスにて販売しています。購読者には無料でお渡ししますので、ぜひ遊びに来てください。この機会に皆様ご購読をお待ちしています。


僕は最近、妙縁に恵まれている。
 3月の初め、僕は中目黒でおでんを食べていた。
 マガジンを一緒に作っている新居さんと、二人だった。前々からおでんを食べに行こう、と話していたのだが、彼は仕事と映画の撮影で忙しく、結局行ったのは3月に入ってからだった。もう暖かい日も増え、春になってしまっていたはずが、その日はとても風が強く、大きなドアが開いたままの高架下の店で、ブランケットを膝にひいておでんを食べた。あの日が最後の冬の日だった。
 彼は、初めて会った日の穏やかな印象と違い、なかなかに冒険好きな人だ。巻き込まれに行っているのか、そういう星の下に生まれているのか。駐車場で突然キックボクシングの稽古をつけられた話、隣のネパール人の日本語教師となった話、ロシア人のおばあちゃんを助けた結果大学に行けず、大きなおもちゃをもらって帰った話、ゴムボートでどこまでも探検した話(ハックルベリー・フィンか??)、いつかマガジンに書いてもらおう。雑誌を作りはじめなかったらきっと聞けなかったその話は、あまり冒険をしない僕にとって、冒険の疑似体験みたいで楽しいのだ。

 数週間経ち、今度は幡ヶ谷でおでんを食べていた。
 forestlimitにて、いつも写真を撮ってくださっているSekidoさん主催のイベントがあった。DJと蚤の市が共存する、面白いイベントだった。

photo by sekido

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