この土地は「始まりの街」と言ったから、今日から私は「マダガスカルお嬢様」

みなさんこんにちは。QuizKnock編集部の石田武蔵です。前回の記事に引き続き、自分についてお話ししようかなと思います。

今回は、現在の僕のアイデンティティの中核をなす「マダガスカルお嬢様」という単語について説明したいと思います。

そもそものきっかけは2023年の2月くらいから『GeoGuessr』というゲームにハマっていたこと。このゲームはGoogle mapのストリートビューを使用したゲームで、ランダムにスポーンした場所が世界のどこかを当てるものです。

場所当てには言語や植生、Tipsと呼ばれるヒント群(看板やナンバープレート、道路番号など)を使用します。

僕は昔から「訳のわからん知識」が好きだったんですが、その流れでこの『GeoGuessr』のWorld mapにもハマりまして、一時期は仕事用の連絡ツールに今日のデイリーチャレンジの点数と振り返りしか書かない狂人と化していました。

そんな中、世間的にも『GeoGuessr』が流行りだし、QuizKnockのゲームチャンネルたる「GameKnack」で新しく動画を投稿することになりました。

今までも伊沢さんがWorldマップをプレイしたり、かなり早い段階からこのゲームをやってきたQKですが、今回は「ガチ勢登場!」みたいなコンセプトの動画にしたかったらしく、石田とJapanマップをやりこんでいたYoshidaに白羽の矢が立ちました。

QKに入ってから4カ月、『GeoGuessr』を始めてから2ヶ月のことでした。(だいふくさん、見つけるのが早すぎる

大問題、発生ーー

さて、そんなわけで動画に電撃参加が決まったわけなんですが、大変な問題がひとつありました。それはーー

「僕、そんなにガチ勢じゃない!!!!」

そう、一般人類の石田にとって、2カ月の勉強でできることなんてたかが知れています。ぶっちゃけ、YouTubeには僕より『GeoGuessr』のうまい方なんてごまんといますし、そこそこ再生回数のある動画もあります。

実際、当時の動画ではオーストラリアのNSW州の黄色いナンバープレートを見て「ニューヨーク州(アメリカ)?それともビクトリア州(オーストラリア)?わからんわ!」と言っているシーンがあります。(太陽の方向見ろ&州を間違っている)

そんな感じで、簡単なTipsすらままならない自分。

このままでは「大したことないじゃないか!」と言われてしまうし、なんなら炎上まであり得ます。それはまずい。

そこで考えたのが、「誰もやってない変なマップを極めて撮影に持ってこう」というもの。

幸いなことに、私はその時点でマダガスカルマップをほとんど覚えていたので、スムーズに「当日最後にマダガスカルをやる」という流れが決まりました。

ここでFAQ

Q「なんでマダガスカルなんですか?」
A「理由はいくつかあり、出るところがほぼ決まっていて覚えるのがめちゃくちゃ楽だったことと、近くに必ずガイドさんらしき人がいて、その人の服装を覚えることで場所が暗記できるという覚え方が自分の中で確立していたこと。そして、公認プレイヤーのDaigoさんが配信で強い人はマダガスカルマップを全部覚えているんだろうなと言っていたから。」

そして当日、無事にマダガスカルマップを披露したわけなんですが、これが大ウケ。「俺のマダガスカルが!」とか「これは“始まりの街”ですね」とか迷言も飛び出し、一躍石田武蔵は「マダガスカルの人」になりました。そのときの動画がこちら。

2024年5月現在、なんと174万回も再生されており、これはGameKnackチャンネルでまさかの5位。

その後、「同じネタを擦らない」で知られるらしい だいふくさんの鶴の一声によってまさかの続編が決定。しかも生放送。

このとき、配信をする際の注意点について軽く説明があったんですが、「石田さん、前回ピー音で消された部分あったじゃないですか。ああいうのは生放送だと消せないので注意してください。」という注意を受けました。

(石田は最初の動画で苦手なアメリカを引き続けたため、最終的に「またアメリカや、この<ピーーー>な国がよぉ」と外交上で問題になりそうな発言をしていた)

そこで、石田は心を入れ替え、「配信中は心をキレイにしよう。胸にお嬢様を宿そう」と決意しました。当然配信中は語尾も「〜ですわ!」になりました。後の「マダガスカルお嬢様」の誕生です。

結果的にコメント欄のみんなもお嬢様口調で「きのこ・たけのこ論争」をし始めるなど、他にない配信となりました。また、マダガスカルも一捻りし、超速で解いていく、目隠しをするなど、多くのバリエーションを生み出しました。(生配信のアーカイブはこちら)

最終的にマダガスカルお嬢様はGKの一大コンテンツに成長。なんとマダガスカルをやっている場面だけを切り抜いた45分の切り抜きが出るまでになりました。(は?)

このように、石田武蔵は「マダガスカルお嬢様」としてTwitterに名を轟かすまでになりました。今後も機会があれば動画出たいですね。

『GeoGuessr』の方もDuelsでチャンピオン帯(最高ランク)に行きたいな、とほのかな野望を抱いているんですが、仕事終わりに勉強したりゲームするのきつい……。こちらはまた追々ですかね。ではまた!

最後に、この場をお借りして、マダガスカルマップを覚えるきっかけになったGeoGuessr公認プレイヤーのDaigoさん、および僕がGeoGuessrを頑張ってやろうとモチベーションを上げるきっかけとなった「ボツワナのフランシスタウン南にある片側二車線道路」について解説した動画を投稿されていた市民ジョンさんに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

僕、一応頑張ってPlonk it読んでるよ。


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