卵からビックラブを

 おはようございます!いや、もしかしたらこんにちは、あるいはこんばんはかもしれないですね。4年の徳原です。

 私は今、高知の祖母の家にいます。昨日祖母が晩ごはんにちらし寿司を作るのを手伝っていたら「あゆみちゃん、薄焼き卵作っておいて」と言われてさあ大変。そう、薄焼き卵は数ある卵の調理法中でも、私の行手を阻む大きな壁なのです。一度も上手く焼けたためしがない。そこで祖母に焼き方を聞こうとしたものの、祖母は他の用事を済ませるために、台所を離れてしまっているではありませんか。でもここで諦めてしまうのは悔しすぎる。祖母が卵料理を作るときの手順を見よう見まねでやってみることにしました。
 まずフライパンをこれでもか!というぐらい温めます。鉄鍋を使ったのですが、少し強めの火で、鉄鍋から湯気が立ち上ってから1〜2分ほど温めます。だいぶ温まってきたなというところで、油を引いてさらにもう少し温めます。途中早く焼いてしまいたい!という気持ちに駆られますが、ここは我慢我慢。フライパンをよく温めることで、卵がくっつきにくくなるのです。
フライパンが温まったらさあここからが勝負。火を中火より少し弱いぐらいにして、あらかじめ溶いておいた卵をフライパンに流し込み全体に回します。割合すぐに卵に火は通るので、卵の端の部分が焼けてきたのを合図に、端からそっとフライ返しもしくはお箸を入れてひっくり返します。
…ですが!お箸を入れて剥がそうとした瞬間、何かがおかしい。卵がフライパンから離れようとしないではありませんか!なんだこら、イヤイヤ期か?そんなにフライパンから離れたくないのか?え?寒いの嫌、いつまでもあったかフライパンの上にいたいだって?知らんがな、こちとらこれからちらし寿司作んないといけないんですわ。なんで好きにやらせてもらいますわ。ということで、卵の声をガン無視して己のやるべきことを決行。箸と手を使いながらゆっくり剥がしていったら、案の定、ビリっと破れてしまいました。チクショウ。
その後祖母が一枚焼いてくれたのですが、祖母の焼いてくれた卵の綺麗なこと。薄くてうっすらと焼き目がついていて。対して私が焼いたものは、ぼてっとしていて垢抜けない感じ。手順は合っていたのですが、祖母と私とで流し込む卵の量が全然違いました。私はどうやらちょっと入れすぎてしまったらしい。

卵道、極めていきたいですね。薄焼き卵もトロトロのオムレツも上手に焼けるようになりたい。ちなみに今一番上手く作れる卵料理は、スクランブルエッグです。

…なんで卵の話してるんだろう。本当は最後なんだしちょっと良い話でも書こうと思ってたのに!(半分ぐらい用意もしていた)
これから書く?でも長くなりすぎちゃいますよね。あと祖母の朝ごはん用意できたから早く下に降りてきなさいって声が聞こえるので、ひとまずここまでで。

今回の卒業公演に携わってくださったみなさん、そして応援してくださったみなさんに感謝を。そしてこんな形にはなってしまったけれど、最後まで一緒に駆け抜けた同期にビックラブを。またね!

追記:気持ち最後のつもりで書いたんだけど、稽古場日記、なんかもう一回回ってきそうじゃない?

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