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7年間を振り返って13

さて、サボっていたら先日より社会人生活がスタートしまいました。最後まで続けることはできるのか?乞うご期待!

KRリーダーの職は最高に楽しかったです。考えたアサイメントがメンバーに浸透し、試合で実現する。一般的に強いと言われる相手が面白いように策にハマる。そして得点につながる。そんな経験をさせてもらいました。
初戦の近大戦は3週間で間に合わせたベースプレイのみで、平均ダウン地点yd、0TDでした。目標は平均ダウン地点30ydと定めていましたので、合格ラインではありましたがミスもあったりともっとできたなという感想です。ちなみに前年の平均ダウン地点は確か20yd前後でした。キックカバーの場合、25ydより後ろでフェアキャッチまたは見送ることで、タッチバックとして25ydからスタートとすることができます。リターンしても25ydを超える可能性が低い場合、フェアキャッチをすることがベストな選択肢となります。これはリターンチームなど必要ないということで屈辱と言っていいでしょう。その最低ラインからたった5yd常にリターンすること、どうすればそれが達成できるか、やりたいことはシンプルなものです。とはいえ、常に30ydをデッド地点とすることが至上命題ではありません。平均でということです。リスクとリターンの話です。安定させたいのであれば、最も成功率が高く、良く練習をしているアサイメントを常にやればいいわけです。しかし当然相手もそれが来ると分かっていれば対策をしてきますし、何より30ydというところを目標とすれば、そこまではいけたとしても、その先に進むことを目標としないので、ある程度のとこまでで大体止まってしまうというのが通例です。その先、つまり一発TDで得点を取ることを目指すには、それ相応のリスクが必要です。心理戦の領域です。スポーツの醍醐味というやつです。それが大成功したのが2戦目となる関学戦でした。誰かさんが卒部アルバムにも書いてくれましたが、世に蔓延るアメフトツイッタラーの間でも評判になった例のスペシャルプレーが成功したやつです。もちろんそれを実行してくれた選手を最もリスペクトするべきなのは承知の上で、作戦が完璧なまでに見事にハマった試合だったのでどやらせてください。あれが成功したというか、一発TDまで持っていけたのはその前の2つの機会で打った布石が効いたからなんじゃあないかと思います。まず一つ目が広リタに見せかけたリバース。これは35ydほどで後1人というところで捕まってしまいました。これでリバースがあることを印象づけた上での2つ目のリバースフェイクでの広リタ。これはだいぶぶっ刺さって85ydくらいまで行きました。この時、ポイントとしたのが広い方コンテインのキックアウトで、これによってコンテインの絞りやクロスフェイスを意識させた上で、3つ目が狭リタに見せかけての広い方へのバックパスという例のやつでした。広い方コンテインをあえてクロスフェイスさせて内に行かせるのがポイントでした。これがガン決まって一発TDが生まれました。3試合目の関大戦でもスペシャルプレーを持っていきましたが、2回目からプーチとスクイーブばかりで勝負を避けられました。これはこれでキックの関大と言われる相手に避けさせたとして大変誇らしいところはありました。とはいえ、それらへの対策は不十分で、抑えられたと言って過言では無く、戦略負けとも取れたなと脱帽しました。総決算としては、近大戦:平均34yd0TD、関学戦:平均50.5yd1TD、関大戦:平均27.4yd0TD、総計:平均37.5yd1TDでした。
反省も多くあった一方、最も大きい果実は「キックで勝てるぞ」という感想を抱けたことでした。

懐かしや。今回はこの辺で、また。

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