letter from whale living
『Whale Living』は「Songbirds」という曲からはじまった。この曲は京都アニメーションの『リズと青い鳥』という映画に書き下ろした曲で、打ち合わせのときに山田監督が持っていたラフ・トレードのトートバッグ、六地蔵でみた大きすぎるくらい大きな夕陽、その帰り道4人で並んで歩いた線路沿いの道、みぞれと希美の物語とそれを捉えるカメラのレンズの温度感がひとつになってできた歌だ。近づいたり離れたりする2つの線とその距離、箱庭のような世界に挿す柔らかい西日というこの曲の歌詞で描いたものが『Whale Living』の「手紙」というモチーフに繋がっていった。
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