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フレンズ・アゲイン

 シャムキャッツの『Friends Again』というアルバムのツアーで販売されていたパンフレットに寄稿したコラムです。連載したり文章を書いたりするようになる前のもので、ある意味いろんなことにきっかけになったようなコラムです。たしか、どこかへ遠征に出発するその集合の前に四条大宮のタリーズかドトールで書いたんだったと思う。京都にいた頃は四条大宮という町の246というスタジオに機材を預けていて、ライブでどこかへ行くときはこのスタジオの前で集合することがほとんどでした。青い大きなカゴのような台車に機材を載せてひとつしかないエレベーターを上り下りするのが本当に面倒だったことを今でもはっきりと覚えています。246の周りには王将の本店があったり、ハットリーというHomecomings的にも重要な喫茶店があったりするので、いつかそのことも書こうと思います。
 過去に自分が書いたもので、今は販売していないものや、もう手に入らないものもアーカイブ的に、修正したり加筆したりして載せていくつもりでいて、この文章についてもそのつもりでいたのですが、なんとなくこの頃の自分にしか書けない手触りのようなものがある文章だったので、あえてなにも手を加えずにそのままで載せることにしました。この文章を書いた当時はまだコーヒーを飲めるようになる前で、オレンジジュースでも飲みながら書いたんだと思います。

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