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Diary for 11/05

11月5日@京都ボロフェスタ

『ローラとホムカミ(とハク。)』の翌日。
ホテル、朝8時、アラームで飛び起きる。一瞬、なんでこんな時間に起きるんやったっけ、と不思議な気持ちになるけど、すぐにPEDALに行くことをおもいだして大急ぎで準備。京都で暮らしていた頃にお世話になっていたPEDALという美容院に無理言って少し早めの時間にカットの予約を入れさせてもらったのだ。さっとシャワーを浴びて身支度をする。バスルームから出ると、テーブルに畳んで置かれた昨日着ていたパーカーからうっすらとタバコの匂いがして、昨日の夜のことを思い出す。昨日といっても4時間くらいしか経っていないのだけど、もうすでにはっきりと昨日、という感じがする。パーカーの隣には昨日貰ったバファローズのユニフォームが畳んであって、誘われるように昨日眠るまえに何回も観た試合のハイライト動画をもう一度観る。何回観ても最高。シェアサイクルを検索できるアプリでホテルのそばの自転車を予約する。烏丸御池のホテルから三条商店街にあるPEDALまでは徒歩だと20分くらいかかってしまうのだけど、自転車なら5分ちょっと。今回は連泊だから部屋に荷物を置いたまま出かけられてとっても最高。フロントに鍵を預けて、ホテルを出る。借りた自転車は充電はたくさんあるはずなのに、機械の故障なのか漕いでも漕いでもなかなか前に進まず、汗だくになって時間ギリギリに到着。せっかくのエモい景色も視界の端に流すように一心不乱で駆け抜けてしまった。PEDALのふたりとゆっくり会うのはかなり久しぶりだった。ふたりがやっているポッドキャストにお邪魔したり、ライブを観に来てくれたときにちらっと会えたりはあったのだけど、実際に髪を切ってもらうのはちょうど4年ぶりで、鏡越しにスエヒロさんとするおしゃべりに胸がじん、とした。PEDALで飲むリンゴジュースはいつもとても美味しい。『Moving Days』に収録されている「PEDAL」という曲はもちろん、この大好きな場所の名前からとっていて、京都での暮らしを想像しながら歌詞を書いた。”晴れた日を編むように通りを駆けていく”というラインは碁盤の目のかたちをした町を自転車で駆け巡ったあの日々のことだったりする。

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