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diary 8.24

8月24日

 お昼少し前に目が覚める。カーテンの隙間から漏れた光がちょうど目に当たって眩しい。今日からちゃんとしよう、と少し寝ぼけた頭で考える。もうこんな日々は終わり。じわじわと冴えていく視界。枕元に置かれたswitchを見て、このだるい眠気がどこから来ているのかを思い出す。フジロックも終わり、なんとなく夏休み的な雰囲気のなか、ほとんどの時間をピクミン4と配信されたばかりのポケモンカードGBとファイアーエムブレムの「封印の剣」「烈火の剣」に吸い込まれてしまった。ピクミン4はまぁ仕方ないとして(やらないほうが失礼だからだ)そのほかの3作はすこしまずい。どれも小学生の頃に熱中していた懐かしい名作。思えば4月のツアー中にはロックマンエグゼにお熱だった。Y2K最高!と過去のものにばかり浸っていてはこのまま昔はよかったおじいちゃんにまっしぐら。少なくともポップパンク・リヴァイバルはちゃんと新しいものを提示しているし、マシンガン・ケリーはラップの新曲を出した。YUKIもアジカンもくるりも今が最高だ。『New Neighbors』はただの懐メロ回帰の作品じゃなかったはず。確かにゲームボーイアドバンスのソフトは名作揃い。最新のゲームの綺麗さや細かさに少し疲れたそんな瞬間、心の隙間を満たしてくれるのはこんな甘くて危険な懐かしさだ。ただでさえ面白いのに、懐かしいという感情が新しくそこに追加されていて、時間なんて忘れてしまう。気がつけばあの頃半年や1年かけてクリアしていたゲームをあっという間にクリアどころかカンストしてしまっているやばい大人になってしまった。

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