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【達成の技術】目的は方向感覚、目標は距離感覚

目標達成は技術です。才能やセンスではなく技術です。この技術習得することで、その成功確率、再現性を高められると思います。

その中でも「目的は方向感覚、目標は距離感覚」と考えると、色々捗るなと思っています。

目的について話します。

手段に飛びつく、手段の目的化、そんな言葉を聞いたことがあるかと思います。これは方向感覚を見失っているから起きる現象です。何かを成し遂げるための手前すぎる方向に目が行ってしまっているためです。

「そもそも何のためにやるんだっけ」、これが目的ですよね。もっと言えば「その施策の目的の目的の目的はなんだっけ」と真の目的さえしっかりと握れていれば、目的達成のための施策アイデアを考える際に「どっちの方向に向かわせればいいんだっけ」が明快になり、思い浮かぶ戦術のアイデアも、あっちいったり、こっちいったりを防ぐことができると思います。アイデア発想時の方向感覚のブレを防ぐことができます。

また、そもそもの目的について繰り返し触れたり、立ち返る原点を用意しておけば、目的をしっかり掴むことができます。骨太な思考は、手段に飛び付かず、目的にしがみついているからこそできることです。

なので、目的は(手段の)方向感覚だと思います。

目的と手段の話はこれから1000年後も語られていると思いますが、人間は脳の特性的に手段に飛びつきやすいからこそ、目的にしがみついていれば、わりとかっ飛べると思っています。チャンス。みんながバズワードに飛びついてる間に、普遍的に重要なことに取り組むのです。

マーケティングだって、HOWに飛び付かず、目的を吟味して、手法の有用性をもっと見出すとROI高い施策を導きやすくなりますよね。



次は目標です。目標は距離感覚とお伝えしました。どこまでいけば目標に到達できるのか、そのためにもしっかりと距離感を考えることが重要です。定量的に定めたり、定性的にあるべき姿を定めるなどできます。

いきなり定量目標を考える方法もありますが、まず定性目標でゴールイメージが鮮明になるくらい浮かびあげてから、目標達成のためにはどのようなステップが必要かを考え、それらをなるべく測定可能な数値でも考えていくのがやりやすいなと感じます。

そのようにして何がどうなれば目標達成できたのか、そこを定義することが大事です。定義ができていれば「目標の未達」は防げます。目標の地点に届かなかったならば、どこまで到達したらよかったのかの目標設計と、また自身はどこまで到達できていたのか進捗の距離感覚が思ったほど掴めていなかったということです。だから日次進捗の確認とか、そういうマネジメントがあります。

なお、低い目標だと低い目標を達成するための手段を探る思考のフレーミングが働いてしまう。だからリフレーミングのために、ストレッチな目標を掲げるといいこともあります。そのほうが飛躍的成長のアイデアに脳みそのエネルギーが集中するので。野心的な目標からは、野心的な行動が生まれる。


このような感じで「目的は方向感覚、目標は距離感覚」と腹落ちしておくと、達成に至るまでの余計な雑念や行動を取り除けるなと思います。

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