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私のダブルケアはこんな感じでした。(情報あり)

私のダブルケアの話をしますね。ダブルケアは、100世帯いれば全部違うと思いますが、私が体験の中で学んだことや感じたことをシェアさせていただくことで、何かのヒントになれば幸いです。

私のダブルケア体験

私は、実の両親の介護をしていました。父親は、2017年に健康診断で肺がん(ステージ3)、すい臓がん(ステージ4)が見つかりました。当時、自覚症状は全くなかったです。

父親の主治医は、当時私が勤務していた勤務先の病院の同僚の先生方でした。父のがんの組み合わせが転移によるものではなく珍しい症例だったのですが、呼吸器科、消化器内科の双方の先生方が協議し対応を検討してくださったことに今でも感謝しています。

父親には、生きがいが4つありました。

1、愛犬の柴犬との生活 2、タバコ 3、お酒 4、孫と家族

抗がん剤治療の為に入院すると、上記の生きがい1〜3は手放さなければなりません。

父親は、この治療の選択時期が一番葛藤している様子がありました。結局、父は症状が出るまで治療はせずに自宅で暮らす選択をしました。そして、友人との旅行を楽しみ、田舎にいる実の姉に会いに行き、一度は行きたいと希望していた四国に行くこともできました。

ながーい階段で知られている金毘羅さん。父親は家族で一番サクサク階段を登っていましたし、孫の面倒までみるくらい元気でした。金毘羅さんの御本殿に辿り着き、称え合うおじいちゃんと孫♡
この頃、がんの宣告をされて9ヶ月目。担当医には余命尽きる頃かなと言われていた時期であり、奇跡に感謝です!

あっぱれ!

結局、父は宣告されてから余命宣告より長く、1年半ほど好きなように楽しんで生きることができました。

身体介護突入期。介護環境を整えるのは大変ですが、ここが、一番乗り越えどき!

父親の介護が必要になった時期に、母親も急遽入院し、オペが必要になりました。

私は、今までの医療や介護の経験を活かして、生活環境を整えることにベストを尽くしました。幸い、主人は自営業(システムエンジニアで、当時は自宅で作業が可能な時期でした。)で身動きが取りやすく、兄も協力的で出勤前に父に内服薬を飲ませたり、オムツを替えてくれたりしていました。ありがとう!

私は、医療や介護の専門的な知識があるので、自分自身を助けることができました。けど、ダブルケアは、瞬時瞬時に何をするべきか判断が求められるし、みんなが無事に生活出来るようにマネージメントしなければならず、レベルの高いタスクをこなし続けなければならないことがわかりました。そこに、付随して子どものことも気になります。

ダブルケアは、現状行政支援の整備は整っていない自治体がほとんどで、ダブルケアラーは個人の問題として向き合っていますが、これを乗り切ることは容易でありません。

じゃあ、どうしたら良いか。

家族を始め、周囲の人に介護と子育てにおいて困っている点やどんな助けが必要なのかを整理して伝え続けてください。諦めないで情報を集めて欲しいです。そして、普段から医療従事者や介護職の繋がりがあるといいですね。何か、有益な情報を持っていたり、アドバイスをしてくれる可能性がありますよ。

私からご提供できる情報です。

・岐阜県のホームページにダブルケアについての手引きが掲載されています。岐阜県のみならず全国共通した内容となっていて、ダブルケアを助けてくれる社会資源の一覧や制度の紹介が載っています。すごいね!岐阜県!ここをクリック→

・介護導入期の大変な時期に、具体的に介入し生活のマネージメントから支援までサポートしてくれる会社があります。LYXIS。一流の経営陣と介護支援チームで編成されている会社です。経営陣もダブルケアを体験しており、本気で力になってくれるはずです。私の信頼する
方々が、経営に携わっておられます。ここをクリック→

・一般社団法人 ダブルケアサポート横浜のハッピーケアノート。ダブルケアについて、事例紹介、お金のことが分かりやすくまとめられています。ここをクリック→

・介護情報サイト KAIGO LABにダブルケアに関する記事が掲載されています。介護単独の情報も多数あり。ここをクリック→

全国のダブルケア当事者や経験者達が、支援活動を通して助けてくれます。

•岩手県奥州市でダブルケアカフェやシンポジウム、勉強会を積極的に開催している八幡さんは、政策面と当事者の想いの双方の視点で書かれているブログは是非読んで頂きたい。→

•北海道の当事者の方には、野嶋さんをご紹介させて頂きたいです。相談に乗ってくれるはずです。野嶋さんのホームページ→

•名古屋近辺の方へ。ダブルケアカフェを主催しているダブルケアパートナーさんをご紹介します。→

•熊本県周辺の方へ。ダブルケアカフェを主催している、くろさきさんをご紹介します。ツイッターで癒しのイラストでダブルケアの実状を伝えています→

•横浜周辺でダブルケアカフェに参加されたい方は、てとてとさんをご紹介します。代表の植木さんは、ダブルケアサポート横浜の理事でもあり、ダブルケアに関することに関する知識は深いです。後、てとてとさんのからあげとおにぎりはおススメ!美味しいよ。→

•杉並区で介護者、ダブルケアカフェを開催されているアラジンさま。実家みたいな雰囲気でランチを食べれる日があります。かなりの癒し空間です。まだ0歳の私の息子を、他のお客様やスタッフさんみんなで可愛がって下さいました。→

追伸 ダブルケアに向き合っている方へ

何か不明点や困ったことがあればこちらにコメントをいただければ、一緒に考えることができます。誰に助けてもらえばいいか、諦めずに一緒に考えましょう^^





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