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カメラで『笑顔』を創る

僕は人の笑顔を見るのが好き。だから今も写真を撮って1人でも笑顔になったらいいなって思ってる。でも、最初から写真と笑顔というのが繋がっていたわけではない。今回はカメラというツールで人を笑顔にしようと思ったきっかけを書いてみる。

誰かを笑顔にしたいと思ったきっかけ

昔から人を笑顔にしたいというのはあった。その原点は僕が保育園の時のある出来事にある。

ある日、僕の友達同士が言い争いをしているのを見た。僕は友達同士が言い争いをしているのをみるのが嫌だった。「(2人とも僕の好きな友達なのに争いなんかしないで〜)」と子供なりに思っていた。「(これは仲裁に入らなければ!)」と思った僕はすかさず止めに入る。その時に言った言葉が
「喧嘩なんてしたら寿命縮まるで!」
だった。今考えたらなんでこんな言葉が出たのか分からないけど、多分僕のおじいちゃんが常に僕を笑わせてくれてたから僕も友達を笑わせにかかろうと思ったのだと思う。でも、この言葉を言った瞬間に言い争いをしていた友達がめっちゃ笑ってくれて、言い争いが収まった。僕はこの瞬間に「(僕には人を笑わせて争いを止める力があるんだ…)」と思った。

これに味をしめたのか、その頃から誰かが言い争いをするたびに、この「喧嘩なんてしたら寿命縮まるで!」を使っていたような気がする。

これが僕が誰かを笑顔にしたいと思うようになったきっかけだ。(Thank you, Ojichan!)

『スマイルクリエーター』

小学校に入ってからも人を笑顔にしたいという気持ちはやっぱりあった。

そんなある日、「(将来の僕の夢はこれだ!)」と思った出来事が起こった。それは、両親と買い物で三ノ宮に訪れた時のこと。夕方にたまたま商店街の出口である二人組のグループが大道芸をしていた。僕は「(ほぇ〜、すげぇなぁ〜)」と思いながら見ていた。ブレイクダンスだったり手品だったり、帽子芸もやってた。そして、その二人組が最後のパントマイムの作品をする前に自己紹介をした。

僕たち、チーム名を『スマイルクリエーター』と言います。僕たちこの名前に意味を込めてやっています。日本語にすると『笑顔を作る人』という意味があります。僕たちの願いは、今日ここでパフォーマンスを見てくださった皆様の中に、少しでも「笑顔になれたよ」って方がいらっしゃいましたら、その笑顔をこれからの生活の中で皆様の身近な人にぜひ、見せて欲しいんです。その笑顔を見た人はきっと笑顔になれると思います。笑顔を笑顔を作っていって、笑顔が笑顔を繋いでいって、いずれ世界中の人が笑顔になる、みんなが笑顔になる。そんなことを夢見て、そんなことを願って、僕たち『スマイルクリエーター』という名前で大道芸をやってます。

この言葉を聞いた瞬間、僕は将来、大道芸人になると決めた。みんなを笑顔にしたいという気持ちがさらに強くなった。そこから何回も『スマイルクリエーター』に会いたいと三ノ宮を訪れては大道芸の勉強をした。毎週いるわけではないので、いない時には「今日いなかったね。」と帰ったりした日もあった。

大道芸に必要な道具を買ってもらったり、他の大道芸人を見て勉強もした。
小学校の出し物ができる時間があれば、大道芸をやって見せた。もちろん『スマイルクリエーター』の曲とおんなじ曲を使ったり、おんなじ芸をしたりした。
工作の授業の時に、将来なりたい自分を紙粘土を使って模型を作るときも大道芸をしている自分を作った。
剣道サークルの年始にやる出し物でも毎年やっていた。
『スマイルクリエーター』にメールを送ったりもした。
そしてもちろん、小学校の卒業文集にも「将来は大道芸人になる」と書いた。

とにかく『スマイルクリエーター』みたいになりたいと思って大道芸でみんなを笑顔にすることに夢中になった小学校時代だった。

カメラで誰かを笑顔にする

中学校に上がってからはなかなか部活が忙しかったり勉強しないといけない量も増えたことによって大道芸をみる機会も減った。そしてなおかつみんなの前で大道芸を披露するということがなくなった。授業の関係でそんな機会なんてなかった。そして、みんなが将来の夢を現実的に考える年頃。サッカー選手と言っていた友達はやっぱりなれないとなったり、現実的に厳しいと感じてしまう友達が割といた気がする。僕もその中の一人。大道芸人になることが本当に可能なのかを自分の中で常に考えていた。すると、やっぱり年収の問題だったりが出てくるわけだ。この時くらいからやっぱり僕は大道芸人にはなれないと、大道芸人の夢を諦めた。小学校の頃、あんなになりたいって言ってたのに。もしかしたら、何も考えずにただただなりたいって言ってた僕が夢を見すぎていたのかもしれない。

ここから大学に入るまで何も特に心境の変化はなかった。でも、やっぱり人の笑顔を見たいというのはいつも変わらなかった。普通に友達と遊んで笑い合ったり、僕がいじられて友達が笑っているのもその人が笑顔なら僕は嬉しかった(これはドM発言かもしれん)。

カメラで人を笑顔にするというのは大学に入ってからだった。しかも中学校、高校と勉強部活で忙しくて完全に離れていた。カメラに改めて触れようと思ったのは、僕が大学に入って初めて好きになった人がカメラをやっていたから。もう一度、やってみようってなった。
大学一年生の時に最初の自分のお金で買ったカメラをゲットした。その時からカメラでいっぱい写真を撮るようになった。学部の行事で友達を撮ったり、写真好きな友達と写真を撮りに行ったり。そして、写真を撮っていくようになって感じたのが、撮った人を笑顔にできるということだった。決して上手いというわけではないが、撮った写真を見せるとみんなが笑顔になった。僕の撮った写真をSNSとかのプロフィール画像にしてくれた人もいた。
「これだ!カメラで人を笑顔にしよう!」
この経験から笑顔にするツールがカメラになっていった。笑顔を見るのが好きなので撮る写真も自然な笑顔のものが多い。

また、小学生の時に大道芸人を目指していたのも人を笑顔にしたいからであって、人を笑顔にするツールが大道芸からカメラに変わっただけと思えば、目的が変わらずに手段が変わっただけで僕が今も昔もスマイルクリエーターであることは変わらない。

こちらスマイルクリエーターさんのブログになります!

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