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6月7日

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極最近、それこそ二週間ほど前に、島崎智子(しまさきともこ)さんというシンガーソングライター、になるんでしょうか、ピアノひとつで歌う方なんですが、その方を知りまして、

きっかけは、APIA40というライブハウスが、この時期なものでたまにライブを配信していて、
その出演者に島崎さんがいらっしゃいました。

全く存じていなかったのに、ひと聴きでもって喰らわされてしまい、どんな方なんだろうと追いかけているのですが、

曲はもう言わずもがななんですが、
MCというか、曲間の喋りが滅茶苦茶に素敵で、

二日ほど前の柏のライブハウスからの配信で、
最後の『蓮根模様』という曲を歌う前に、

「この曲、自信作なんです」

「あぁ自信作とか言ってしまったから、ちゃんと演奏、できるかな」

「自分を誉めるの、苦手やねん。だけどな、自信作やねん。それを、認めて、あげて」

かなり簡略化してしまいましたが、言葉に詰まりながら笑いながら、こんなことをご自身に語りかけながら鍵盤を引き始めまして、

このくだりは一生忘れないだろうな恐らく。
曲が始まらずともここだけで涙してしまった。

自身の心と対話するように語ることが多い印象でして、初めてお見かけしたAPIA40のライブでもとても胸に刺さるくだりがあって、
うろ覚えなので細かい部分は誤りがあるかもしれませんが、

「最近の自粛生活の中、一日二時間ほど散歩をするのが日課になった」

「そんな中、運動のためか道を走っている人たちが多く、真似をしてわたしも走ってみた」

「そしたら今まで様々なものを見ながら感動しながら歩いていた道が、途端に走るための道になってしまった」

「道で子供が元気に遊んでいたりしても、邪魔や子供!となってしまい、ああ、これが大人になるってことか、これはよくないと思い走るのをやめた」

「なにか目標を立ててそこに向かっていき、それを達成することで自己肯定感を高めるのは大切なことではあるけれども」

「今までわたしはお金を稼ぐために、ひたすらライブに打ち込んできたが、この自粛期間が終わったあとは、同じような気持ちでライブに取り組むことはできないなと思った」

一曲終え、

「(胸のあたりをポンポン優しく叩きながら)今、わたしの中の大人が怒ってます。今のままだと次の曲いかれへんので、少し時間ください」

「お前が今まで頑張ってこれたのは、大人のわたしが頑張ってきたからやでって」

「片方をあげると片方が落ちる もう片方を誉めるともう片方を下げてしまう」

「どちらも大切なわたしなので、どちらも、わたしの中にいてください」


こういう、日常に根差した、自分という日常と生活にキチンと根差した感性が、本当に素敵であるし、己に酷い言葉を投げかけがちな俺にとっては本当に刺さるし気がつかされる思いです。

昨晩もギターの練習しながら独り言で「バカ野郎」とか「下手くそ」とか、自分自身に毒な言葉ばかりをついブツブツと、
だもんで落ち着いて「ごめんごめん」と、「ゆっくりやろう」と。

http://8-shimasaki-8.com/


島崎さんのホームページはこちらなので、よろしければ覗いてみてください。

今日天気いいな。
雨もやんだか。また降るのか。
まあなんでもいいわ。
下北沢で演劇のお弁当売り最終日。
気持ちが向くのと貧乏なのとで、新宿まで歩くか。
一時間半くらいか。
、、ちょっと急ごう。

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