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マーマーなフェス2022感想特集 その3


出産後初のひとり旅。大大満足の旅でした

NICOさん(静岡)| ご来場


わたしは13日のマルシェにお客さんとして参加させていただきました。そこで感じたことを表現したくなり、お便りさせていただきます。

今回は、出産後初、10年以上ぶりのひとり旅でした。静岡の自宅から美濃まで、新幹線と電車の旅です。

なんたってマーマーなフェスですから、その日の宇宙タイミングでたのしんでしまいたかったのですが、「11時の開店から満喫したい! なんなら開店前に美濃の町をぶらぶらしたり、長良川の川原でコーヒー飲んじゃったりしたい!」という貪欲な気持ちがあり、前々日から、乗り換え案内のサイトで、念入りに時刻表をチェックしていました。

当日は、乗り換え案内の提案の通り、7時ごろ自宅を出発(雨予報だったのと、たのしみすぎて前日あまり眠れなかったため、少し予定を遅らせました)。コロナ禍で避けていた久しぶりの新幹線と特急のチケットを、券売機でドキドキしながら購入。無事に乗車することができました。

新幹線内でも、何度も下車時刻や次の電車の発車時刻やホーム番号をチェック。あたらしい時代の空気感を味わいたくて、マーマーフェスに向かっているはずなのに、わたしはもう気が張り詰めて自信がなく、疲れていました。

そこで思ったのは、人は外側の情報に自分を合わせようとすると、自分が小さく自信がなく感じるのだなぁということでした。
そして逆に、宇宙タイミングというのは、自分にフォーカスして自分のありのままの価値を認めるというのだということも感じました。もっとゆったり構えている、というか、自分を過小評価も過大評価もしないというか。

若いころは、上京して時刻表や乗り換えなど、そういったことに自分を合わせることで、大人になった気がしてうれしかったのですが、実はその感情は社会の一部になるためだけのものだったのだ、大人になった気がするということと、本当に自分に自信があるということは違うのだ、と思いました。

「乗り換え案内に合わせようとする自分」と、「マーマーなフェスで自分との調和、世界との調和を味わいたい自分」のコントラストがおもしろかったです。

「乗り換えに失敗したっていいじゃない、それが最善」と思えればよかったのでしょうけど、そこは時間いっぱいに満喫したい貪欲さがまさって失敗したくなかったのです。
「合理性や欲」(祖の部分といえるのでしょうか)と「本当の自分でいることや調和すること」(皇の部分?)の兼ねあいが、むずかしいなあと思ったのでした。

そしてマルシェに着き、茜染のベストを着たスタッフさんの説明を受けながら目を合わせたとき、やっと息ができたかのように楽になりました。

出店されているお店やパフォーマンスの表現ひとつひとつが本当にすばらしかったことは、長くなりそうなので省かせていただきますが、それ以外で一番こころに残ったのは、わたしがここにいていいんだなぁという心地よさでした。

お店の方やほかのお客さんと自然に会話ができる、他のお客さんと目が合うのがこわくない、ひとりでいても気まずくない。はじめての場所なのにはじめてではない感じ、あたたかくぽわーっと癒しの時間でした。

そこにいるほとんどのみなさんが、声のメルマガを聴いて同じような価値観を共有しているという安心感なのか、お互いがお互いを尊重し合う気持ちが伝わってくるからなのか……何といいますか、たぶん、まわりからぱっと見た感じは、ふつうにおしゃれなマルシェに見えると思うのですが、その中に入ると空気がきめ細かい感じでした。

それは参加者のみなさんひとりひとりが、こんな社会でありたいという意志をもって参加されていたからだと思います。
そして何より、スタッフのみなさんが当日も本当にたのしんでいらしたことが大きいと思います。

行きの道中は緊張しましたが、そのあとは大大満足の旅でした。

途中、雨が降り、予定が変更したこともよかったなと思います。わたしにとって、雨は、こうありたい概念を現実に落とし込むための一段階レベルアップしたチャンスだったと思うのです。

あの日、もしすごくいいお天気だったら、きっとフワフワしちゃって、後日振り返ると夢だったのかなあという気になりそうです。でも、雨のどんより暗い感じ、寒く足元が濡れた不快感、それがあってもこころは気持ちのよい世界にできるという実感がありました。

今回のフェスで感じた感覚をずっと忘れずに生活していけたらな、と思います。


(マーマーフェス実行委員会|マーマーマガジン編集部)

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