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限界合作11裏話

こんにちは、Nisaiです。

↑見ましたか。

あの、本当に、ちょっとね、良すぎて
感情がぐちゃぐちゃなんですけど、とりあえず色々書きたいと思います。

合作開始

まず、最初に合作全体で意識されてたポイントを簡単に書くんですが
アンノウン・マザーグースといったらみんな大体同じ感じの共通認識があり、彩度低めのあの感じのデザインが思い浮かぶと思います。

でも今回はあえてそれに逆行し、全体を通して様々な色を使用したデザインで構成しようという話になりました。
各パートで大体使用する色を決め、使用する初音ミクのMMDモデルを決め、そこからはもう各自自由に作った感じです。

↑これを決めたのはなんと11月の話です。時間が経つの早すぎてこわい。

ということでここからは僕の考察の話です。
どうでもいい人は軽く飛ばしてください

考察とパート選考理由

今回の映像を作るにあたって、軽くですが色々見たりしました。
面白いのでぜひ気になった方は上のリンク先見てみてね

今回の僕のパートの歌詞はこちらです。

目をつぶったふりをしてるなら この曲で醒ましてくれ!
誰も知らぬ物語 思うばかり
壊れそうなくらいに 抱き締めて泣き踊った

「目をつぶったふりをしてるなら」から始まるんですけど、これは直前の歌詞から繋がっていて

つまらない茫然に溺れる暮らし 誰もが彼をなぞる
繰り返す使い回しの歌に また耳を塞いだ
あなたが愛を語るのなら それを答とするの?

「つまらない茫然」「誰もが彼をなぞる」「繰り返す使い回し」
強い人を模倣しただけの作品、人からの評価のためだけに作られた作品、そんなものに溢れた、つまらない、見飽きた、そんな世界で。
「あなたが愛を語るのなら それを答とするの?」
あなたが作った作品。それは、あなたの愛なのかという問い。
「目をつぶったふりをしてるなら」
その問いに対して目をそらしてしまう人達。

「この曲で醒ましてくれ!」

誰も知らない、お前だけの愛を、作品を見せてくれよ~!!と

そんな風に、僕は解釈しました。
このパートの話だけど、これは曲全体にもいえるテーマなのかなと。

多分。

今回強いメンバーが多すぎて盛り上がるシーンは荷が重かったのもあり、派手な演出は難しいと考えていました。そのため、比較的最初の方の盛り上がりに向かう部分であり、しかしこの曲のテーマの芯が見える部分、そして比較的意味をくみ取りやすい…という理由でこのパートを選んでみました。

構想

ということで早速制作に関する話です。
僕は最近の限界合作ではずっとキャラモデルを自作してキャラアニメーションを作っていました。しかし、今回は全体で共通のMMDモデルを決めていました。

YYB式初音ミク。クオリティがめちゃめちゃ高いMMDモデルです。
これを提案したのは僕だったんですけど、ニコニコを色々漁った中でこれはほんとに綺麗で…すごい…

そんなわけで、今回はキャラモデリングする必要が無くなりました!やったね!!!


・・・



モデリングしてしまいました。
安定のVroidモデリングです。

なぜこうなったかというと

限界合作11の構想を練っているとき、限界合作11にも一緒に参加していたうらべのたさんと通話をしてたのですが、MMDモデルのクオリティが高すぎて浮いてしまう~という感じの話を聞いて確かになーと思いまして

↑うらべのたさんのこの映像、本当に良すぎるのでぜひ
(いやめちゃめちゃ良いんだよな…ほんとに、、)

そして色々話してる中で、ローポリキャラのアニメーションを作りたい!という欲が湧いてきました。

アンノウン・マザーグースの意味的にも個性どんどん出してった方が良いもんな!クオリティが中途半端に低くなるくらいなら、僕にしか作れないもの作ったろ!!

そんなわけで構想が段々固まってきました。

あ、あとそういえば最初にパート毎に大体の色を決めたと書いたんですが、僕のパートはちょうど赤→青の切り替わりとなっていました。
そのため、最初は赤をメインに、後半は青背景へと変化させています。

絵コンテ

カス絵コンテを晒します

絵コンテって言っていいのかこれは。絵コンテじゃないな。

僕は普段全然絵コンテ描かないんですが、合作とかではこんな感じで思い浮かんだ情景を適当に雰囲気で描いたりして、それを実際Blenderで作りつつ良い感じになったら完成、ダメだったら没。みたいに作ってます。テキト~

最初はなんか、脱法ロックを思い浮かべてました


↑このシーン、良いよね~~~~~!!!!!

実際脱法ロックは一切見ないで考えたので雰囲気は全然違ってますが、頭の中はこんなイメージでした。

あとはBlenderをいじりながら「これPCの画面からミクが出てきたらめちゃめちゃ良くない~!?」と思ったので採用しました。

キャラモデリング

VRoidでベースを作成。
本当はBlenderで素体からローポリキャラを作る予定だったんですが、VRoidで良いプリセットを見つけたので結局VRoidに逃げてしまいました。
テクスチャは仮で付けてるので、映像とはちょっと違います。

かわよー

そしてBlenderで微調整

こんな感じ。かわいー
左の子なんですけど、僕というわけではありません。
まあ、一人のとある映像クリエイターということにしておきます。性別も、ご想像にお任せします。

今回、今まででもキャラモデル結構いい感じになったんじゃないでしょうかー!と思ってます

ロストアンブレラちゃんとか

異星にいこうねの子とか

今まで作ったりしてましたが、今回は色々と改善しました!多分。

まずセルルックを色々改善したりしていて

↑これ初めて知った。
知ったとき、ふざけ…となってしまった。なんかたまに変だな?なにこれ??となってた。

あと僕は今までセルルック作るときLightning Boy Shaderっていうアドオン使ってたんですけど、普通に自分でノード組んでマテリアル作った方が細かく調整できるし良いということに気が付きました。
Lightning Boy Shader、そもそも機能色々あってあまり使いこなせていなかったな…。

よく見るとアームホール(?)がちょっと広すぎちゃったな。

他にもiPadを活用してテクスチャを描いたりとか、そういうのにもちょっとずつ慣れてきました。今度はもっと可愛い服とか、アクセサリーたくさん付いたキャラとか、作ってみたいね!!
VRoidキャラモデで安定して良い感じに作れるようになってきたのは、嬉しい。VRoidからもう抜け出せないかも。まあいっか…!

そして部屋

部屋は買った素材です。許して。
適当に配置を変えたり、マテリアルを付けています。

そして後半のシーン

今までの映像で使った素材(買った素材を多く含む)を適当に配置しています。よく見るとアレじゃーんってのがあります。
ここら辺は一日で適当に作ってます。時間が無かった………

映像を見てみよう

まず、mintollさんパートからディスプレイの画面へとシーンチェンジ。そこに初音ミクがぴょーんと出てきます。
今思うとここ少ないフレームの中下手に動かさない方がよかったかも。

目をつぶったふりというか、見ないふりをしているこの子。
「mintollさんのパート…凄すぎる…うう…映像やめよ…」みたいな感じで、目をそらしてます。

「え!?初音ミク!?」

画面から初音ミクがぴょーん
ここのシーン、一番のお気に入り。というか、ここくらいしか良いシーン無かったかも。
カットされてますが、初音ミクが体の上にのしかかってる状態から、初音ミクが慌てて起き上がってどいたりとか、してます。
「え!?初音ミクがモニターから…!?わーっ!!」
ドサーッ!

「いたた…もう…なに…?」

目を開くとそこには…

「大丈夫だよ」

そう言って初音ミクが手を差し伸べてくれます。

ルックがちょっと変わります。リアルに。
これはさっきの子の視点ではなく、この映像を見てる人へ差し伸べる手です。多分。

キラキラ…
暗くて鬱々とした部屋から、抜け出します。
そこで見たのは、今まで見えていなかった新しい世界です。

いろんな物語。

初音ミク。
さっきまでのシーンとかでもそうだったんですけど、初音ミク、呼吸をしてます。
呼吸をしていて、体重があって、温かみを持っています。生きてます(?)

そして、八重幸さんパートへ――――――

てか、ほんとこのパートの順番~~mintollさんと八重幸さんに挟まれてしまったので、この僕のパートの空気一切読まなさがめちゃめちゃ申し訳ない。

まあ、結果的に良い感じになったのかなーとも思います。多分。

11回目の限界合作、そして7回目の参加

限界合作もこれで11回目です。そして僕は3、4、5、6、9、10、11ときて7回目の参加でした。
僕は限界合作2の頃からファンで…というか限界合作2に大きく影響された人間の一人で。

これが本当に大好きで何回も見ました。今も好きだし何回見ても良い。

そして、限界合作3の募集のときに応募し、そのまま「次回も参加したいな~」「次回も参加したいな~」と言い続けてしれっとずっと参加させてもらっています。本当にありがとうございます。途中からいつの間にか周りのメンバーがつよつよになっていた。

この数年で自分もそれなりに実力を付けたつもりとはいえ、ちょっともう絶対他の方たちには勝てないということは察していて。最近では僕は強さというより、合作の個性の1つとして、スパイス的なものとして良い味をね、出せたらね、良いんじゃないかと(?)、そんな風に思いながら色々新しいことに挑戦したりしてます。というか新しいことに挑戦するきっかけに使わせてもらってます。

毎回素晴らしい合作の一部に入れさせてもらってるだけで、こんなに嬉しいことはなくて、毎回他の方の進捗や完成作品をいち早く見れるのも楽しくて。限界合作オタクとして、限界合作の成長を近くで見させて頂いてるような気持ちで…

そんなことを思ってたらサムネイルになっていました。
20時頃、そろそろ告知されないかなーとTwitterを更新しつつ、ふとYouTubeを見たらこのサムネイルがあり、ビビりました。

ぅぐおあああぁ………………………………

限界合作のサムネイルはずっと夢で、いつか採用されたらいいなとは思っていました。ただ、無理だろうなーとも思っていて。ただ今回試写会の段階でみなとさんに凄く褒めて頂けてて、実はちょっとだけ期待しちゃっていた部分もあって。

というか、もっと良いシーンあったでしょ~!!ともちょっと思いはしました。こんな僕のパートじゃなくて、他の方のかっこいいシーンを…
とかせっかく選ばれたのにネガティブなことを言うのも申し訳ないので。

わ、私のパートは既存MMDじゃなくて自作モデルですから!!
映えるとかじゃなくて、私の想いが、愛が、個性が込められた、この1シーンだからこそ、今回の合作を代表するにふさわしいんですよ!えっへん!

うーん…死ぬか。

いや、本当に感謝です

感想

今回、周りに対して自パートのクオリティの低さがずっと怖かったんですが、この映像は僕にしか作れん…僕にしか作れん…と言い聞かせて乗り越えました。結構僕の映像、見ただけで僕が作ったとわかる~と言われることがあり、ちょっと嬉しかったり支えだったりはします。客観的に見たらそれは良いとも悪いとも言えない気はするんですが。でも僕は自分が好きだと思う映像を作ってて、最近は特にそれが実現できてきていると思ってます。というかその集大成みたいなものでした。自分の好きと愛、ちょっと歪んだ愛を詰め込みました。それをちょっとでも感じ取ってもらえてたら、嬉し~
何人かの方に僕のパート可愛いとか、好きって言ってもらえてて、ほんとにLOVEです。ありがとう。

あと限界合作はいつも周りの様子を見ながら制作したりするんですが、今回は納期直前までだーれも進捗状況を投げてくれなかったため、ずっと不安の中制作してました。これ提出率の低さから納期伸びるんじゃないか??それかみんな当日に上げてくるのか…まさかな~とか思ってたらほんとに納期当日に一気にみんな提出し始めてびっくり。しかもちゃんと良すぎる映像を仕上げてきて。今までの中で一番いろんな意味で恐ろしかったです。

まあ、とにかく今回限界合作を通していろんな方とちょっと話したりもできたし、今まで知らなかった好きなクリエイターを発見できたり、映像で新たな一面を見れて良かった。楽しかった!!!
アンノウン・マザーグースも改めて好きになった。今までよりも曲について深く知れるし、思い入れも生まれる。だから合作で作った曲毎回大好きになる、カラオケでもよく歌うようになる。なんか、素晴らしいな。

僕は限界合作オタクなので。YouTube、ニコニコ、bilibili全部再生数、高評価数、コメントを定期的に見てるし、ニコニコではニコニ広告めちゃめちゃ打ったりとかしてる。

ニコニ広告ってこれだけ打ってもそんなに伸びなくてちょっと寂しい。

bilibiliはまだ3日くらいしか経ってないのに40000再生。すっげー。

こっちは30万再生(え!?)
自分だけの作品じゃないけど、伸びてるの嬉しくなっちゃう。おこがましいかもしれないけど。やったー!の気持ちでもあり、おめでとうございます!の気持ちでもあり、ありがとうございます。の気持ちなのです。

最後に

作品の裏話って毎回記事書きたいって思うけど、結局文章がまとまらなくなってやめてしまう。とりあえず今回この自分のパートに関する話は書きたいことは書けて良かった!
全部自己満足の記事です。いつかこの記事も消しちゃうかもしれないですが、これもまた僕の大切な創作の1つです。多分。知らんけど。

最後まで見てくれて、ありがとうございます。
他の方のパートの感想編も書けたら書きますね

初音ミク脊髄剣になって泣いちゃった

それでは


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