社会風刺なアニメ感想 ~チョコレートアンダーグラウンド~
◇あらすじ 引用◇
ヨーロッパのとある国。選挙で勝利を収めた“健全健康党”は、なんと“チョコレート禁止法”を発令。国民は甘いものはいっさい食べられなくなってしまう。そんなおかしな法律に戦いを挑むことにしたハントリーら少年少女は、政府の厳しい監視の目を逃れて、秘密の“地下チョコバー”を始めるが…。
◇感想など◇
イギリスの作家アレックス・シアラーによる子供向けの作品。
童話にして風刺であり、選挙に行かないとこういうことになるよと子供に「チョコレート」という身近なテーマで教える児童文学
健全健康党はチョコレートを筆頭に甘いものはすべて禁止で作ったり食べたりすると逮捕され非常に独裁的。
周りの大人ですらも健全健康党のやり方に対し問題を提起している。
子供である生徒の1人が『大人たちが皆でそうするべきだって決めたんでしょ?だったらそれが正しいんじゃない?
私たちはただ大人の判断に従ってればいいのよ』と言っていてたり
周りの大人よりもちっちゃい子供のほうが遥かに的確な意見をズバッて言っているのシーンはなんとも恐ろしい。
この作品の世界観を全開にしてなおかつ健全健康党に完全に支配されたようなOPは面白く目を引く。
設定はだいぶ無理があり面白いかはともかく、コンセプトは素晴らしい。