ダイビングをやらなくなったアニメ感想 あまんちゅ!~あどばんす~

 ◇少し成長した双葉の続編◇
初めに海の家でお客さんが多くやってきているため季節は少し話が進んだ夏と言えるだろう。

前回は双葉が何かとウジウジしたり、悩みを抱えたりしていることが多かったが今作は、双葉が少し成長した続編であるため
そういった小さな闇の要素が抜け落ちた日常となることだろう。
双葉は以前としてできないこともあるのだが、それでも1人でもがんばろうとしていたり、
前向きに物事を捉えれるようになったりしている。
仲間内でバーベキューをする場面はどこか慣れ親しんだ様子に見える。
花火が綺麗であり、たまに実物じゃなくてもアニメで花火を見たとしても満足できるんじゃないかと思うときがある。
海といえば夏のイメージがあるのだが今回は4話にしてあっさりと秋を迎えてしまった印象である。


 ◇方向性のシフト◇
前回は単純にダイビングをしていたのに対し、
今作はハロウィンや文化祭のようなダイビングから離れたような方向に進んでいき
個人的には海に行ってダイビングをやっているほうがこの作品らしさが感じられるため評価は低め。
 加えて双葉の見る夢だったりピーターという名前のお化けだったりファンタジー寄りにシフトしたものの
残念ながら、ピーターの下りは興味が持てなかった。
双葉の少し成長した姿は良いのだが前回のようにダイビングを通じて
光と双葉がいちゃいちゃしているときのほうが、断然好きである。
そして最初の方とラスト以外ダイビングをやらなくなってしまった。


 ◇地味すぎた新キャラ◇
新キャラの「小日向こだま」「岬ことり」「岬こころ」の3人は登場こそしたものの、ことりとこだまはあまりにも
地味で新キャラとしての目新しさがなく登場さる意義が感じられない。(1期で登場していた二宮誠ですらもかなり地味なのに)
更に原作では光とこころが付き合うらしいのだが、なんだか似つかわしくない上に個人的にこころがそれほど好きでもない。
加えて、こだま、ことり、こころ…と全員「こ」が初めにつき3文字の名前なために区別がつきにくい。


◇まとめると、少し成長した双葉は良いもののファンタジーにシフトした方向性と
地味であまり魅力を感じない新キャラ、その上でダイビング要素が減ったことにより
前作のほうが断然よかったといえるだろう。