アプリのサービスが終了したアニメ感想 拡張少女系トライナリー(全6話)

 🔶ネタバレ含めた内容と感想🔶

現代の東京が舞台で主人公のは逢瀬 つばめ(おうせ つばめ) は人気音楽アーティストのFreyMENOW(フレイメノウ)の
ライブに行ったところで状況の読み込めない事件に巻き込まれ戦闘になる。
 どうやら謎の黒髪ロングの女がつばめがファンであるFreyMENOWを殺しにかかっており
つばめが謎の覚醒をし黒髪ロングの女をやっつける。
その後トライナリーである 國政 綾水(くにまさ あやみ)に説明を受けトライナリーに勧誘される。
どうやら、トライナリーというのは、フェノメノンというヤバい現象(白い繭状のもの)を収束させるための特殊な組織のようである。
そしてつばめはトライナリーの一員となってフェノメノンと戦っていくのだがその有様は魔法少女ものといえるのだが
トライナリーにはイメージカラーがあるようでつばめは赤、綾水は青のようにアイドルものとしての側面も
見出そうとしている意図もあるだろう。
 また主人公のつばめが学生であるためにトライナリーが特殊部隊というより一般的な部活のように見える。

 トライナリーのメンバーは
*逢瀬 つばめ(主人公、赤担当、トライナリー新人、元病弱) 
*國政 綾水(黒髪、青担当、トライナリーのリーダー)

*卯月 神楽(うづき かぐら 金髪の黄色担当、つばめと最初に仲良くなり何かと絡むことが多く
つばめ同様新人で作中での掘り下げ深くなされている。)

*ガブリエラ・ロタルィンスカ(銀髪、緑担当、ツンデレっぽい)
*恋ヶ崎 みやび(こいがさき みやび 紫担当、ハッカー、土佐弁)

またフェノメノンは人が発症するものであり発症すると、妄想が具現化する世界が構築されるためこうした舞台での
戦闘は個性的で面白そうなのだが、戦闘パートがシリアスにもよらずあっさりとしてすぐに終わり、
また発症者に対しての人物描写も一切なかったためになんとも印象がない。
(フェノメノンの倒した後のフェノメノン発症者はどうなるというのか?)
この点に関しては敵側よりも味方側のほうの人物描写を掘り下げていくスタイルなのだろう。
 ここまでは可も不可もない内容として見ていられるのだがこの辺りから卯月 神楽の違った一面性が出てきており
卯月 神楽の描写に展開がなされる

神楽はつばめと関わることが多く、テンプレのお風呂シーン、卯月とデート、とあるフェノメノンとの戦いの後に
その正体はFreyMENOWであることが判明し、自身の音楽活動や親との関係性に問題を抱えているようである。
さらに実はつばめを憎んでいるようなところもあり闇落ちするのだがこの辺りは正直メンドクサイ

終盤は話が飛躍し少しSFチックな印象を受ける。
実はこの世界は巨大なフェノメノンの世界でありそれを作り出したのは主人公つばめだったことが判明する
(しかしこの世界の住人がつばめによって役割は与えられているが生み出されたというわけではない)
 しかし、ラスボスとなる皇 千羽鶴(すめらぎ ちはる)はこの世界に納得がいかずこの世界を改変しようと考えてトライナリーと対立する。
最終的には皇 千羽鶴を倒し平和な世界へと戻りそれを維持する流れとなった。

総評としてはまあまあ良く6完結と短いようだが、ストーリーの大きな転換点も含め意外とよくまとまっているように思える。
作画は普通に悪くないもののアバン演出がストーリーの空気感とあってないところは気になる。
若干独特な設定を帯びており、真相がわかる5話は1度見返す必要がある。
トライガジェット、プライム、発症、トライナリー、クラン等 用語が多いがそこまで気にしなくてもいい。
個人的にはもう1~2話ほどOVAのような話も組み込み他メンバーの描写もあるとより面白かったやもしれない。