ビビット溢れるアニメ感想 ~京騒戯画(きょうそうぎが)~


 🔶よくわからない世界観🔶

まず一目見て何とも言えない特徴的な絵柄が引き付けられ
作画はクオリティよりも動かしやすさを意識したようない印象を持ち
加えて派手目な色彩は見る人の好みが分かれそうである。

始まりそうそう状況の読めない派手めなアクションが展開され
言ってしまえばTRIGGERアニメに近い雰囲気といえるだろう。

普段の日常に対し、よくわからない色彩豊かなプリズムのようなものやサイケ感のある球体上のものが浮かんでいたり
江戸時代のような風景の街並みに対し、人物は洋服や制服さらにはピンクのゴスロリ服を身に着けているギャップ
謎空間でのキャラクターの会話や、明らかに人ではない存在が街に溶け込むさまは「かみちゅ」のようでもある。


 🔶話の内容 有ネタバレ含む🔶

初見では訳が分からないためこちらの公式サイトを

【https://www.kyousougiga-tv.com/】

見る必要がありそうだ。
サイトを見ながらもキャラや状況を把握する大変さがあり視聴者をふるいにかけてるといえる。
(キャラの名前に読みをふっといてくれませんかねぇ、公式サイトよぉ…)

 🔶🔶まず0話、強烈な世界観とは裏腹に状況や設定などが全然飲み込めない。

1話はどうやら袈裟を着た長髪の男『明恵』には絵を具現化させる能力『カービィのアドレーヌのようなもの』
が備わっており、それが周囲から気味悪がられているらしい。そののちに主人公のコトと出会う。

 🔶🔶2話、どうやら幼少期のコトは周囲からあまり溶け込めない一方活発な性格でもあり修行して強くなったといったところだろうか
コトの目的は母親を探すことらしく、そのために異世界ともいえる鏡都に来たといった感じだろう。
この地点では主人公のキャラとしての輪郭が少し見えた程度でそれ以外に思うところはそれ程ない。

 🔶🔶3話、ようやくキャラや世界観設定が少しづつ分かってきだす。
鏡都にやってきたコトに鏡都の住民たちが接触する

八瀬(やせ)、鞍馬(くらま)、明恵(みょうえ)(明恵の幼少期の名前は薬師丸)の幼少期が描かれる
パッと画面が切り替わりちょっと油断すると状況が読み込めなくなりそうだ
アクの強いショーコ博士(青髪のツインテ)も登場するが物語にどう絡むのかが今一つ分からない。


 🔶🔶4話、八瀬、鞍馬、明恵の両親がどっかいった
八瀬のキャラの掘り下げ+日常回。八瀬、鞍馬は仲が悪いことが判明

…八瀬の話に新しくコトが絡むのは良いとして、この作品
現在と過去の回想が交互に入交りパッと画面が切り替わるところに
状況が分かりにくくさせているのかもしれない。
八瀬の過去の思い出のモノはなくなっても新しくコトとの関わりができる話自体は単純によかった。


 🔶🔶5話、鏡都に住む一家『明恵上人、古都、八瀬、鞍馬、明恵』と鏡都にやってきたコトが
交流をする話であることが分かり始めてくる。
一家はなにかしらのわだかまりの様なものがありそれを、それをコトが絆す感じなのかと…
一方で一家は自分たちの母親を探しており、それはコトの母親探しと目的一致しているらしい
もののまだまだ状況が分からない。
 また5.5話で声優が京都の聖地巡りをしているがアニメと対比し、癖の強い世界観と
状況の読めないストーリーに目が行きがちで実際の聖地を見てもピンとこないところ。


 🔶🔶6話、薬師丸の過去エピソードが始まり。1話での化け物寺呼ばわりされていた
明恵がここでやってくる。


鏡都(きょうと)という舞台と主人公の『コト』という名前に明らかに似通った印象があり
それがどういった話のつながりになるのだろうか?
またコトの『赤い目』というところも何か意味がありそうだ
アクションシーンを描きたかったためか謎の兄弟げんか勃発しいきなり母親の古都が登場する
コトの母親と明恵たちの母親が同一っぽい。後コトと古都も目の色が同じ


 🔶🔶7話、ついに母親登場
よく分からん宇宙空間はコトの心象風景なのだろうか…?
古都はなんか民衆から様付されてるけど、妖怪寺とか言われて嫌われてたんじゃなかったの?
和気あいあいとしながらも状況をいっさい説明せずまたどっかに行ってしまう母親。
そして、コトの先生もいきなり登場。鏡都は意外とカジュアルに来れるっぽい

 🔶🔶8話、コトが先生って言ってる人(父親)が黒幕で
コトが鏡都が来たことで父親もついてきたために鏡都に災いが降りかかり
原因はコトのせいみたいになってる。八瀬の記憶がおかしくなっており
訳の分からん状況に次ぐ訳の分からん状況が視聴者を混乱へと陥れる。
なんにせよ鏡都の壊滅は防ぎたいものの実は鏡都作られた平行世界であり
鏡都が存在すると他の世界戦に悪影響を及ぼすため鏡都は壊滅させなければいけないらしい
(この認識でホントに合っているかが不安だが)
突拍子のない展開に驚かされる。


 🔶🔶9話、コトは鏡都、話し合って妥協案を模索することを主人公っぽく提案
なんやかんや鏡都がボロボロになる明恵は普通の人間だが、絵からつくられた八瀬や鞍馬なんか
姿が消えていく。


 🔶🔶10話、話が壮大になり神とという言葉が出始める。
そして何故か鏡都の存在が受けられる。いつの間にか八瀬や鞍馬たちも元に戻ってる
死のうとした父親をコトがこうせいさせる。
グットエンドらしいが意味不明。


 🔶まとめ🔶
とにかく意味不明で終わらせやがった…
中後半から勢いのある話の流れは面白いものの訳の分からない状況や展開が視聴者の頭を混乱させる。
終始話の設定や内容は訳が分からず、もっと分かりやすく落としこんで欲しかったところ。
 一方でなぜ鏡都が存在することでほかの世界戦に悪影響があるのかとか?
どうして鏡都の存続が許されたのか等、今一つ理解出来ない…
 10.5復習編は今までの話の設定や展開など詳しく掘り下げ説明すべきところを一切せず
いままでのシーンを短くたれ流しているだけで視聴者の理解を促せていない。
なぜこんな要らないものを作ったのかが本当に理解できない

後、目が赤い設定とはなんだったのか?