アニメ感想 ~メルヘン・メドヘン~


 🔶内容🔶
学校で浮いた存在の主人公『鍵村葉月(青髪)』は読書家であり
ある時ページの開かない魔法の本を手にする
そのことをきっかけにフードをかぶった謎の少女と出会い友達になろうとする。
そしてそのことをきっかけに異世界に入り込むこととなるようだ。

 (言ってしまえばハリーポッターのような人知れず魔法の世界は存在していた
といったものに近いのだろうか…)
要は異世界行って魔法のスポーツ?をするらしい


 🔶感想など🔶

単純に面白くない作品。世界観の構築が今一つで異世界の設定がほとんどないため、異世界という空気感が全く感じられない
 魔法を使ったバトルがしたいのか?それとも日本の学校で馴染めない主人公が異世界の学園に行きそこでの生活を描写したいのか
どちらにせよ中途半端である。

魔法を駆使したバトル「ヘクセンナハト」の競技性の掘り下げがなく生徒たちはこれに人生を賭けているはずだが
飛び入り参加をする主人公を許してもいいのか?というかそもそもこの競技のルールが視聴者に提示されていない
ただ何となく戦っている風なよくわからないものになってしまっている。

異世界にもかかわらず世界観が現代の建築物とあまり変わり映えがなく、メルヘンと題しそうした世界観もない。
一応異世界のハズだが、魔法の世界観や歴史、文化的な側面の掘り下げもなく情緒が感じられない
アメリカ、ロシア、中国、インド、イギリスなど多国籍でかかわりがあるものの
それらを感じさせるほどのキャラクター性の掘り下げもない。また入浴シーンがやたら多くマンネリ

主人公の読者家な要素も1話以降拾えておらず、学校を通ったまま、異世界でも学校に通っているのも不自然だが
話の後半からは日本の学校に通っている描写すらなくなる
そして主人公も別に活躍しない。ただちょっとエロいだけのアニメとなってしまい
本当に何がしたいのかがよくわからなかった。

dアニメでは(映像修正版)と記載されておりどうやら当時の作画崩壊がすさまじかったようだ