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どんぐりさんのおうち

50年近く前、半年間だけ通わせてもらったオルガン教室で教わった曲です。子どもに鍵盤のどこが「ド」なのか覚えてもらう歌。

「♪(んぐりさん)のおうちはどこですか〜、ふたつのおやまの左がわ〜」というオルガンの先生の声、まだ覚えてます。
この歌のお蔭で、鍵盤のドがどの位置なのかがスーッと入ってきました。

50余年の時を経て、この曲の作者について調べてみました。

ツェルニー齋藤秀雄氏、島岡譲氏と同じく、子どもの音楽教育や若手音楽家の育成に力を入れられていた方なのですね。

ちなみにこのオルガン教室で使っていた教材はこれです。

あたらしいピアノのおけいこ

これを書かれた井口基成氏もまた、子どもの音楽教育に心血そそいだ音楽家の一人です。

思えば、1960年代から70年代前半は空前のピアノ・エレクトーンのおけいこブームでもありました。この時代に習い始めて現在プロの演奏家や作曲家として活躍されている方のなんと多いこと。
ピアノとエレクトーンの人気が互角だったというのも今となってはすごい話です。

70年代前半、セキトオ・シゲオ氏によって書かれたエレクトーンのための曲『キャッチ・イン・アリス』。
このアルバムがリリース前、楽譜もまだ出ていない頃にテープから耳コピしてコンクールに挑んだ方がいらっしゃるほどの神曲です。
この曲、たとえ楽譜が用意されていても弾くの難しいですよ。

また、セキトオ氏はジャズやブラジル音楽をエレクトーン業界へ拡めた伝道師でもあります。