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夏の朝の旨みだけ抽出したい

昨日は久しぶりに午前に起きた。土曜日は大概18時頃に起き、暗くなった外を見ては何も出来なかった1日を思い毎度毎度反省をする…を人生でもう100000回は繰り返している。こういうことを何千、何万回と繰り返して人は死んでいくのでしょう…

久しぶりの休日の朝の光に感涙しながら、とりあえずガサガサと今日の映画館の上映予定を見る。毎週月曜日の朝に、ミッドランドスクエア・伏見ミリオン座・センチュリーシネマのタイムテーブルをA4用紙に印刷しているので、こういう時とても便利である。もう1週間ですっかりシワシワになってしまっているが…(スコーレとシネマテークは月1発行のものがあるので、有難くそれを使っている)

丁度時刻は7時30分、7時55分からの『summer of 85』も夏の早朝にぴったりだと思ったが、絶妙に遅刻しそうなので10時過ぎからの『真昼の決闘』にした。それまで、洗濯・風呂掃除・部屋の雑巾掛けを済ませてしまい、今日のアタシは完全にイケてるわよモードになった。生活の充足、大事だな

そういえば、人生で初めて白黒の映画を映画館で見るかもしれない。(先月『ライトハウス』を見てはいたが、昔の白黒映画という意味では初めて)
てっきり色の制限があるから、カラー映画に比べて分かり辛い部分もあるのかな…と素人考えを浮かべていたのですが、全然真逆。白黒の濃淡と、脳内の補完ってこんなに凄いのか!と驚かされた。西部劇特有の砂埃や西日の当たる街、脂汗や血・炎、こんなに鮮明に描写されるものなのね
あとから解説で知ったが、監督がドキュメンタリー畑の方だそうで、当時の白黒映画にしては大胆なコントラストだとのこと、これ以上濃淡が細かく分かれたらどうなっちゃうの!?ということで、無学暇人による白黒映画鑑賞月間を今週から始めようと思います。

そのあと暇だったので、のこぎり倉庫の朝市へ向かった。
一人で行動する日は、全部何となく、で済ませられるから良いなと改めて思う。誰かと行動するのも素敵だけどね

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津島市、来るたびに何か「嘘の昔の記憶に潜って何かを探してる」みたいな気分になる。ゲームで中盤にある「過去の追憶チャプター」みたいな、これ多分あんま伝わんないですね…
剥き出しのトタン屋根や、錆びついたシャッター、異様に背の高い木の生い茂った神社、田んぼの向こうの小さな森、などがそう言った気分にさせるのかな。

朝市はもう終わりかけで、人もまばらになっていた。手製のジンジャーエールを倉庫内で飲みながらぼんやりしていると、蝉の音と、子どもたちがおもちゃの楽器で遊ぶ音が聞こえてきて、益々現実感がなくなった。夏の早朝を、夏の早朝として体感するのはもう小学生ぶりかもしれないな。昔は朝6時半とかに起きて、近所の公園へラジオ体操しに行って、帰って夏休みこどもアニメ劇場を見たりなんかして、母の作った素麺をすすりながら笑っていいとも!を見たりして、午後は友達と市民プールに行ったりして…夏の朝ってすごく懐かしい気持ちになる。今同じ事をやっても当時と同じ楽しさは得れないんだろうけど

今日は、インドで魔除けとして使われているバジルと、めちゃくちゃデカくて安いニンニクを買った。家には最近人生で初めて買って感動した「揖保乃糸」様様があるので、天才・神聖そうめんを生み出してしまおうかな

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帰り際、のこぎり屋根倉庫の近くのセブンイレブンに入ったら、レジ前で異様なほど手巻きタバコを推し出していて面白かった。そして爆売れしていた。DOPE TOWN TSUSHIMA…

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