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アヴィニョン演劇祭2023に参加



アヴィニョン演劇祭2023。

もう2ヶ月も前の話。

自分にとって今までにない挑戦だった今回の公演。

気持ちの高鳴りはまだ残っていて、噛み締めたい気持ちもたくさんあれど…
あっという間に日々は過ぎていき、なんとも時間の経過といものの儚さも感じています。
時は止まる事なく進んでいくんですね。

簡単ですが、フェスティバルのこと、自分の中に生まれた感想(ほぼ反省点笑)をここにも書いておこうと思います。


アヴィニョン演劇祭は、7月に3週間開催され、100を超える劇場で、1491の団体による公演が行われたそうです。
多すぎっっ!!(汗)

街中が音楽と歌と踊りと大道芸とで溢れかえっていました!

様々な人種の方々がそれぞれの表現したいパフォーマンスを自由におこなっているその場所はキラキラ輝いていました。


僕のソロパフォーマンス「MURATA黄昏」は9日間のパフォーマンスでした。

ソロ公演としては人生で最長の回数。

このような回数の公演数をやれること自体、贅沢な事でした。

そしてやってみて気づく事がたくさん沢山ありました。

アヴィニョンで公演を行えた事。まずそれを実行に移せたことは自分に「頑張ったね」と言ってあげたいです。まずは、行動した事は褒めたい笑

フランスをはじめ、ドイツやスイスなどのヨーロッパの方、タイや韓国、オーストラリア、アメリカの方、色んな国の方に僕のパフォーマンスを見てもらい、感動したと涙を流してくれた人や、こんな表現見たことないと言ってくれたり、あなたの心の旅を共に出来たわと、Google翻訳で伝えてくれる人も。
2回観にきてくれた人もいました。

自己の表現が強く出ているパフォーマンスだった。あなたはとても良い意味で特殊と言われる事も笑笑

今までとはまた違った感想をもらえた事は、これまでにない貴重な貴重な経験で本当に行ってよかったと思うものでした。

その上で、行ってみたからこそ分かる、足りなかった事やもっとこう出来たという事の多さに愕然としたのも事実です。汗

おおきな事で言うと、この7個が僕の中で心に刻んだ事でした。


1、言葉のいらないパフォーマンスであったことは救いでした。でも言葉が通じたらもっと深く繋がれたとも感じた。


2、舞台に照明・音響・舞台監督がいてくれる事がどれだけありがたい事なのか、舞台スタッフがいない状況で自力で舞台を作ることの難しさをとてつもなく実感した。


3、パフォーマンスをするためのコンディション作りは、年齢を重ねるほど丁寧にしていかなければならない。


4、パフォーマンスに集中したいところだけど、みてくれるお客さんがいなければ…なので、集客というものをもっと考える事が必要がある。


5、チャレンジにはお金がいる。絶対に見過ごしてはいけない問題だと再認識した。


6、ダンス・パフォーマンス・作品の強度は強ければ強いほど良い。だからもっともっと深めて鍛えないといけない。


7、表現する事に全力を出しきれるかどうか。そのためのメンタルをいつでも鍛え続けなければいけない。


タップダンスがめちゃくちゃ上手なわけではない自分は、様々な表現の変化球を手に入れながら、自問しながらソロで躍る事を続けています。希望と絶望感が常に表裏一体に自分に付き纏っていて、時たま空っぽになることもあります。。。

虚無らたまさきです。。

表現する事は全力かそうでないか。心と身体と頭が一致していくか。の方が大きいと思っていて、自分の精神状態が大きく関わっていると思っています。だからいつでも心を鍛え続けていきたいと思います。

今回のアヴィニョンでの公演は、黙々と自分と対話のできる本当に貴重な機会でした。
こんな経験をさせてくれた家族や友人、応援してくれる皆様のおかげです。

ここで終わらせたくない。

そう決めたので、来年も挑戦します。

お金の事がどこまでも付きまとう。
でもそれで諦めたくない。
出来なかった事はあっても、やらなかった事はない。
という言葉を信じて、とにかくそのため、動いてやってみます。

見守ってくださった皆様ありがとうございます。

引き続き、精進します。

村田正樹



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