見出し画像

自宅のリビングで使える木製箔押し機の制作現場report1

箔の老舗「村田金箔」の新しい挑戦がはじまります!

1865年、村田金箔は慶応元年に創業しました。当初の事業は、神社や仏閣に対して「蒔絵」と呼ばれる技法を用いた金箔貼りでした。

「蒔絵」とは、金箔を使用して装飾を施す伝統的な技法であり、美しい模様やデザインを作り出すために金箔を細かく切り、粘土や漆などの素材に貼り付ける手法です。この技法により、神社や仏閣の彫刻や彩色された表面に、金箔を緻密に貼り付けることで、神聖さや優れた美しさを引き立たせる効果がありました。

当社は、この伝統的な技法を駆使し、神社仏閣の金箔貼りに従事しました。その技術力と品質の高さが評価され、多くの寺社からの信頼を得ることとなり、お寺や神社の建造物や仏像に施された当社の金箔貼りは、その美しさと耐久性によって広く知られ、多くの人々に愛されました。

そして時は流れ1950年代、イギリスで「真空蒸着法」という画期的な技術が生まれました。
当社はその技術に新たな可能性を感じ「箔」の製造販売へと商いの主軸を変えました。
これが、箔の製造販売を手がける村田金箔の歴史の始まりです。


当社は革新的な技術と卓越した職人技を結集し、美しさと品質において世界のトップを目指してきました。手前味噌ではございますが、当社の箔「グリームホイル」シリーズは、繊細で華やかな装飾を施すだけでなく、品位と高級感をもたらす唯一無二の箔です。

現代に至るまで、当社は技術の進化と革新を続け、世界中の人々に感動を与え続けています。当社の情熱と創造力は、箔を通じて伝えられる美の世界を広げ、人々の心にワクワク感と喜びをもたらしています。

そんな当社はまもなく創業160年を迎えようとしています。
現在では、B2Bマーケットで箔押しの材料として扱われる「箔」の材料供給のほかに、B2Cマーケットを主戦場にした、箔の供給など、多岐に渡って皆様の日常に「光」をお届けしています。

160年を前に原点回帰

テクノロジーの進化により全において効率化、生産制が求められる中、160年を目前にした村田金箔が、手作業で創る体温を感じられる箔押し機を創りたい。
そんな想いから新しいプロジェクトを立ち上げました。
自宅のリビングで使える木製手動箔押し機プロジェクト。

機械の外観は創業期(慶応)の趣を感じさせる江戸を意識した木製彫刻にこだわり、仕様は現代のモノづくりを楽しむ消費者のニーズ「おしゃれでコンパクト」にこだわり細部に至るまで融通の利く仕様に仕上げました。

見た目は木製のオブジェのようで、使ってみると実際に箔押しを行うことができる、楽しさいっぱいの遊び心が詰まった箔押し機です。

大人たちが集まって作り上げたプロジェクトであり、商業目的ではなく、完全受注生産で世界に10台だけ限定で作られます。
その10台は、日本国内のモノづくりが好きな10人にお届けしたい。

このプロジェクトは、大人たちが遊び心を存分に楽しみながら、限られた人々に特別な体験と喜びを届けたいという思いが込められています。

全部で何回掲載できるか分かりませんが、箔押し機制作工程をここで共有させていただきます。
日記みたいな拙い記録になりますが「あっ、欲しいっ!」って思った方はこちらよりご購入下さい(完全受注生産とし、先着10名様で締め切りさせて頂きます。あらかじめご了承下さい)

report1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?