YUA 再生 !
40年前のピアノですが、現在の高級タイプと比較しても全くひけをとらない
デザイン、機能が多く有ります。
しかしながらアクション部品に問題があり、調律師、楽器店にとりましては残念なピアノとなっています。
今回はこの部品を修理して外装共々甦らせてみました。
今回はただ修理するのでは、どこでもやっている事ですので、ハンマーをドイツ製に交換します。当然バット、シャンクも交換です。
製番300万〜500万のグランドピアノのハンマーをドイツ製に交換するのは
皆が良くやっていますが、このクラスの縦型で交換するのは、今回私も初めてです。 弦はこのままです。(機種によっては低音弦を交換する必要があります)
![](https://assets.st-note.com/img/1685002666622-9Lh1LyTGHf.jpg)
⇧ 問題の板バネです。通常の様に最初からバネがかかっていない為、タッチが不自然で、スティックになると更に悪化します。
![](https://assets.st-note.com/img/1689403512836-VVYiQ3ROQz.jpg?width=800)
⇧ 外した板バネとストップレールです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106463318/picture_pc_027f95c816395506cb264af6815e5123.gif)
⇧ 新しいバットを取り付けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1687770878806-Q7Ip1z3xeq.jpg?width=800)
⇧ ダンパーストップレールもアルミ製ですと共鳴しますので、通常の木製に交換します。
![](https://assets.st-note.com/img/1689403731385-5994d4COLy.jpg?width=800)
⇧ 整調して完成です。このピアノは知多のお客様宅に納品されました。
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