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【AIR】コロナ禍で伸びるノンアルコール飲料市場

日本国内でも変異株の影響が現れはじめ新型コロナウイルスが再び感染拡大の傾向を示しています。そのためまたしても沖縄、大阪、東京、埼玉、千葉、神奈川に緊急事態宣言が出され、居酒屋等の飲食店に酒類提供停止の要請がされています。

昨年から通算4度目となる緊急事態宣言、その度に酒類の停止が要請され続けてきた中でアルコール飲料市場にちょっとした変化が現れてきているんだそう。それはノンアルコール飲料の販売が伸びてきているらしいのです。

・ノンアルコール飲料売れ行き好調 コロナ下で健康志向強まる

https://mainichi.jp/articles/20210615/k00/00m/020/115000c

富士経済の調査発表によると、2020年のビール系飲料全体(ビール、発泡酒、第三のビール)の市場規模は1兆5718億円で対前年比で10.6%下回っています。主な理由としてはコロナ禍で飲食店による酒類提供の自粛や時短営業などにより業務用ビールの売り上げが落ちていることがあります。

・富士経済、アルコール飲料・調理済食品市場の調査結果を発表

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP603230_V10C21A1000000/

一方でアルコール度数1%未満のビール風味の発泡飲料を対象としたノンアルビールの売り上げは、2020年見込みが726億円で前年比103.9%、2021年予測が775憶円で前年比106.7%になると予測されています。

コロナ禍で家で飲む機会が増えると家庭向けの個人あたりの酒の消費量が増えるのではないかと思いますが、実際は飲みすぎないよう健康を気遣いノンアルコール飲料を選択しているという背景があるのではないかとみられています。

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