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【AIR】銀行ATM跡地で新たなビジネス

ビルとビルの間の隙間や店の軒先といった街角にある狭小スペース。タバコ屋さんや宝くじ売り場に利用されていたり、飲料の自動販売機やガチャガチャが設置されている光景をよく見かけます。意識していないと見落としてしまうような街角にある僅かな小さい空間を活用した隙間ビジネスも時代に合わせて進化をしています。

例えば銀行のATM、以前まではターミナル駅前を見回すと必ずと言っていいほど銀行のATMが目に入りました。通勤・通学の導線上で利便性の高い場所にATMを設置することが重要だった時代から今はキャッシュレスへと大きく変わろうとしています。日本でもクレジットカードの他にもスマホアプリからQRコードを表示による決済や交通系電子マネーでの決済といったキャッシュレス対応の店舗が増えてきています。

またコロナ禍で銀行店舗に出向かずネットバンキングを利用するようになったりとようやく現金だけに囚われない選択肢が広がってきています。そのため銀行は数年前からATMの数を減らしていく方向へ舵を切り始め、2018年に三菱UFJ銀行は2023年度末までに約8,100台あるATMを2割減らすと発表しています。

・三菱UFJ、ATM2割削減へ キャッシュレスへ転機

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34100640T10C18A8MM8000/

こうした背景から現在、街角にはATM跡地が増えてきておりこのATM跡地を利用したテイクアウト専門の飲食店や物販店が登場しています。

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