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【AIR】新型コロナがもたらす業態転換

新型コロナによる打撃の大きかった業界の一つ飲食業。中でも居酒屋はまだしばらくは客足が戻らないという見方が強いようです。その理由として、緊急事態宣言以降、歓送迎会、接待など法人による居酒屋需要が激減していますし、感染拡大予防の観点から社員同士の飲み会を禁止したりといった会社による感染拡大予防厳戒令により今も大きな行動変容が起きてしまってますからね。

・居酒屋の倒産、コロナ禍背景に急増 過去20年で最多更新が確実
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000043465.html

・どうなるコロナ後の飲食業 「都心の居酒屋が厳しい」https://www.asahi.com/articles/ASN7M5FTDN7KULFA00B.html

こうした背景を受けて居酒屋チェーン店「和民」が現在約360店ある居酒屋のうち1/3にあたる120店を居酒屋から焼き肉屋「焼肉の和民」へと業態転換することを発表し、先週、都内に1号店がオープンしたことが話題になっていますよね。

・居酒屋「和民」すべて焼き肉店に…コロナで業態転換
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201005-OYT1T50145/
・ワタミの焼肉業態「焼肉の和民」1号店でソロ焼肉しての正直な感想 / ワタミが焼肉屋として真に成功するために必要な、たった1つのこと
https://rocketnews24.com/2020/10/06/1418235/

「和民」のような思い切った業態転換までとは行かずとも夜だけの営業だった店がランチやテイクアウト、デリバリーに対応したり、こちらの記事にあるように流行りのリモート飲み会用の席を設けて話題性を作ったりと居酒屋業界の試行錯誤は続いています。

・コロワイドグループ、「甘太郎」にオンライン飲み会席
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61290840Y0A700C2L82000/

こうした全国の苦境に立つ居酒屋をはじめとした飲食店を支援する動きも登場しています。地域マーケティング会社のネイティブ株式会社とアプリ開発会社のiTANが共同で提供しはじめたのがオンライン居酒屋サービスの「イキツケ」です。

・イキツケ
https://ikituke.biz/#form

「イキツケ」に登録後、Web上にバーチャルのお店を開店し、バーチャル店主となることで来店したお客さんと交流することができるそう。交流会で提供する料理についても普段はお客である自分が参加者におすすめしたい飲食店の料理を飲食店と提携し、飲食店から弁当やミールキットといった形で予め参加者それぞれにデリバリーしておき、交流会当日にはみんなで同じ飲食体験をしながらのオンライン交流会ができるという仕組みです。

・「イキツケ」利用開始までのフロー
https://ikituke.biz/join

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