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【AIR】宇都宮市でも始まる道路占用許可基準緩和を活用した「ミヤ・ストリート・デザイン・テラス」

国土交通省が新型コロナウイルス感染症の影響でピンチに直面している飲食店を制度面からサポートするため、テイクアウトやテラス営業等の利用をイメージして沿道飲食店等の路上利用に伴う道路占用の取扱いを緊急的に緩和する措置を6月5日に発表しまちづくり業界内で大きな話題となっています。

テラス向け道路占用許可基準緩和

そしてこの緊急措置への47都道府県と20政令指定都市の6月19日時点での対応状況も発表されました。国土交通省の発表によれば、調査した67自治体のうち34自治体が実施済み、25自治体で実施予定ということから調査対象のうち約9割近い自治体が今回の緊急措置を活用しているそうです。

道路占用特例状況

今回の緊急措置よりも先んじてWithコロナ、Afterコロナの社会で事業をしていく街の飲食店にとって道路空間をオープンテラス化させることの重要性にいち早く気づいた佐賀県が事業主体となり、社会実験「SAGAナイトテラスチャレンジ」を実施しました。佐賀県で「わいわいコンテナ」等の地域再生事業も手掛ける株式会社ワークヴィジョンズの西村さんによると佐賀県は企画打ち合わせからわずか2週間で行政、警察、地元住民の連携を実現させ沿道店舗の客席を確保する社会実験を開始したというから驚異的なスピード感です。

・夜の歩道にテラス席、佐賀県で「3密」回避の実証実験

https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/052801568/

そのあたりの詳しい経緯などについては編集長のYou Tubeチャンネルで公開されている西村さんとの対談をご視聴になってみてください。

・【西村浩×木下斉対談】第一回ひろし・ひとしの言いたい放題「アフターコロナ時代の道路活用『道路という都市空間は変革できるのか?!』

https://youtu.be/FrXqYufNl3Q

「SAGAナイトテラスチャレンジ」の社会実験に対する調査結果が既に出てきており、好意的評価を得ています。

・佐賀・<新型コロナ>佐賀県の社会実験「ナイトテラス」9割から好意的

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/536452

この佐賀県の動きが先鞭をつけてくれたことで国土交通省でも追い風を吹かせる狙いがあってか、先程の緊急措置につながっております。

他にも仙台、浜松、大分といった街でも行政主導、民間主導の違いはありますが、道路空間利活用にいち早く動いております。

・仙台・STREET TAKEOUT PROJECT

http://s-kyoritsu-group.jp/wordpress/?p=156&fbclid=IwAR2wLiSsd66hIknuyRXoKgc5TSW3rqFaguIfSwLbghr4aYc8jgrnppjvU4w

・浜松・浜松で「まちなかオープンテラス」 初日はあいにくの雨も今後に期待込める

https://hamamatsu.keizai.biz/headline/2537/

・大分・屋外で飲食を楽しんで 大分市の府内五番街、間隔空けてテーブル設置

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/05/24/JD0059243725

そして筆者が暮らす宇都宮市でもこれから道路空間のテラス活用がはじまるみたいです。

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