【AIR】都市で暮らしながら楽しむ農業
テレワークの推進によって在宅時間が増えたことで自宅や暮らしている地域での楽しみとして家庭菜園や貸し農園で小さな規模で都市で暮らしながらできる農業に関心が集まっています。我が家でもブームに乗っかり小さなプランターを購入しベランダで紫蘇やバジルを育てはじめまして採れたてのバジルをパスタに加えたり薬味として紫蘇を使ったりと楽しんでいます。
京都に本社がある種苗会社のタキイ種苗株式会社が下記の通り全国の20歳以上の男女600人を対象に実施した「2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査」によると、家庭菜園実施している人のうち約3割がコロナ禍2年目以降に家庭菜園を始めたと回答しています。
・タキイ種苗株式会社 「2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査」
https://www.takii.co.jp/info/news_210819.html
こうした都市部で庭や空き地に菜園をつくりマイクロ規模な農業を始める都市農業の動き、米国ではコロナ禍よりからムーブメントになっています。
2014年に製作されその様子を紹介したドキュメンタリー映画『都市を耕す エディブル・シティ』は、米国のサンフランシスコ、オークランド、バークレーの3都市を舞台に草の根で拡がりを見せている都市農園、コミュニティガーデンに参加する人々を取り上げ日本のまちづくり界隈でも話題になった映画です。
・映画『都市を耕す エディブル・シティ』
経済格差が広がる社会状況下で安全で新鮮な食を手に入れることが困難になってきた米国の都市部で、市民自らが健康で安心安全な食料を取り戻そうとして生まれた様々な活動。都会に暮らしながら食と農のつながりを取り戻し、ひいては地域の人同士の繋がりや地域コミュニティを再生していこうという試みが共感を呼び輪が広がっているようです。
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