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【AIR】個人向けアートサービスでアートが身近な存在に

在宅でのリモートワークが増え家で過ごす時間が多くなっている昨今。オンライン会議が主流となりカメラに映り込む自宅の背景が気になる機会が多くなった方も多いのではないでしょうか?

こうしたきっかけから筆者の周りでも部屋に飾るためアートの購入を考えているといった話題がちょいちょいでるようになっています。そう言えばレベルは違いますが数年前にZOZOの創業者である前澤さんがニューヨークで開催されたサザビーズのオークションでジャン・ミシェル・バスキアの作品を123億円で落札し大きな話題となったり、アート思考や教養としての芸術の重要性を伝えるビジネス書が流行っていたり、最近世の中の空気が改めてアートに関心が向いているのではないでしょうか?

とは言えアートはチケットを購入して美術館で鑑賞するもので自ら個人で購入して所有するなんて縁遠い話というカルチャーがまだまだ根強い日本。アートを購入するというのは一握りの高額所得者層や代々の資産家、企業のメセナ活動としてのものと思われています。

筆者もそう思っていた一人でしたが先日「都市経営プロフェッショナルスクール」を共同主催している山形の東北芸術工科大学の職員の方が教えてくれた情報のおかげでアート作品を自分でも購入するという感覚がグッと身近になりました。

他の芸術大学と同様に東北芸術工科大学でも毎年学生による卒業制作展がキャンパスで開催されている訳ですが、今年度からはリアルと並行してオンライン上にアートマーケットを設け、オンラインストアで卒業制作作品が購入できるように。一般の人が個人でも購入しやすい価格帯のものからラインナップがあります。また美術科の先生がそれぞれの作品の魅力を解説してくれるYou Tube動画もあり、筆者のようなアート初心者でも楽しめるようになっています。

▼美術科買えるショップチャンネル
(ストアに掲載している販売作品中心の解説)
https://youtu.be/H1nQ05UcP7M
▼美術科セレクションチャンネル
(卒展会場や作品全体からピックアップし解説)
https://youtu.be/HlIAVXpLO5o
▼オンラインストア(購入サイト)
https://studentart.thebase.in/https://studentart.thebase.in/

他にも調べてみますと今、美術館で鑑賞する以外に一般的な個人がアートをもっと身近に楽しめるようなサービスが登場してきていることがわかったのでピックアップしてみたいと思います。

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