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【AIR】北陸の注目再開発情報2024

先月から注目の再開発情報2024をテーマに連載しております。今回は北陸の新潟、富山、石川、福井にフォーカスしてピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けの参考になれば幸いです。

1.新潟

【新潟】JR新潟駅高架化整備及び駅前広場整備

新潟駅とその周辺では鉄道の高架化工事と合わせて南口と北口の一体化を図る整備事事業が行われてきていましたが工事も佳境に入ってきているようです。

高架化工事に伴い新潟駅もリニューアルされ新たな商業施設「CoCoLo新潟」が今春4月にグランドオープンを迎えます。新規店が約140店、既存店が約30店、合計約170店が出店する施設となり新潟駅ビルが大きく変わります。

・2024年4月25日、「CoCoLo新潟」がグランドオープンします!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000123453.html

(出所)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000123453.html

駅の整備と合わせて駅前広場空間も大きく再編。駅直下型のバスターミナルや万代広場も現状の約2倍の広さへと刷新し中央部にはイベント利用もできる空間もできるようです。2025年度には全面供用となる予定で整備が進んでおり、新潟の玄関口の表情が大きく替りそうです。

・新潟駅駅前広場整備事業
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/ekisyu/ekimaehiroba/ekimaehiroba.html

(出所)https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/ekisyu/ekimaehiroba/ekimaehiroba.html

【新潟】(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業(新潟三越跡地)

新潟市中心部の繁華街、古町地区にあった新潟三越が2020年3月に閉店。

・新潟三越が閉店 顧客減少で113年の歴史に幕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57082020S0A320C2000000/

新潟市の都心のまちづくりにおいてその後の跡地活用が大きな課題となっていましたが、商業・オフィス・住宅等の複合型施設へと再開発する計画が進行しています。

・「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000052843.html

「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」として再開発準備組合も発足しており、地元で総合建設業を営む株式会社廣瀬、東京建物株式会社が事業協力者として参画しています。

計画では地上37階・地下1階、新潟県内で最高層となる高さ約150mのタワービルを建設。地下1階~地上3階は商業施設、4~6階にオフィス、7~9階に高級住宅型老人ホーム、10~37階に一般向けの分譲マンション300戸超を整備する予定です。また大阪・関西万博会場のデザインプロデューサーを務めることで注目の建築家・藤本壮介氏が主宰する藤本壮介建築設計事務所がデザイン監修として携わる点も注目されそうです。予定工期は、2025年に工事着工、2029年に竣工です。

昨年、報道されているニュースでは総事業費約325億円とされており、約4割にあたる136億円は国、市で負担する計画です。資材価格や建設従事者の人件費といった高騰が昨今顕著となっているので、事業費見直しの可能性が出てきたりしないのか今後の計画の推移に注目です。

・経済効果は300億円 『新潟三越』跡地の再開発 新潟市の税収“25年で85億円”見込む
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bsn/235533?display=1

(出所)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000052843.html

2.富山

【富山】(仮称)Dタワー富山

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