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【AIR】九州地方の注目再開発情報(1)

2024年の注目再開発情報をテーマに連載してきております。今回は九州地方で再開発情報満載の福岡からピックアップしてまいります。再開発にご関心のある方向けにの参考になれば幸いです。

1.福岡

【福岡】(仮称)天神1-7計画

福岡市は2015年から「天神ビッグバン」構想を掲げ、航空法の高さ制限緩和や市独自の容積率緩和制度を設け、福岡の中心部、天神エリアの都市機能を大きくアップデートすべく官民挙げて投資が進んできています。

「(仮称)天神1-7計画」もその「天神ビッグバン」の中の1つに位置づけられます。もともとは福岡中心部を代表するランドマークビルだった「イムズ」があった跡地に、後継となる複合商業施設を三菱地所が建替え再開発します。

計画では、地上20階・地下4階建て、九州産材のCLTパネルを使用した特徴ある建物外装になるようです。地下2階から地上2階までが天神地下街と接続した商業施設となり、1〜3階と16〜20階がホテル、中層階の3〜15階がオフィスで構成します。予定では2026年12月竣工となります。

(出所)https://www.mec.co.jp/news/archives/mec220830_tenjinshido.pdf

今年2月には、開業するホテルが米国の「エースホテル」であることが公表されました。「エースホテル」は2020年に京都でアジア地域初進出を遂げ、アジアで2施設目となる場所として福岡を選択。世界で幅広いファンに支持されるホテルブランドですから、天神を訪れる大きな目的になるはずです。

・「(仮称)天神1-7 計画」エースホテル出店決定
https://www.mec.co.jp/news/detail/2024/02/21_mec240221_tenjin17-ace

【福岡】(仮称)福ビル街区建替プロジェクト

天神エリアにあった「福岡ビル」、「天神コア」、「天神ビブレ」の3棟を含んだ街区を一体的に再開発する「福ビル街区建替プロジェクト」。

・福ビル街区建替プロジェクト
https://www.nishitetsu.co.jp/new_fukubiru/

西日本鉄道が事業主となり2021年より工事着工し、2024年に竣工、2025年春の開業を目指し進行中です。地上19階・地下4階、高さ約97mの建物内を建設し、地下2階〜4階部分は商業ゾーン、6〜7階部分はビジネスゾーンとしてコワーキング・サービスオフィス、8〜17階部分はオフィスゾーン、18〜19階部分はホテルゾーンを計画しています。

新たなビルの顔となる1階には宝飾品等の高級ブランドを集約したり、オフィスゾーンに西鉄が本社を戻す他、九電工が本社機能の一部を移転、6〜7階のビジネスゾーンには、イノベーションキャ ンパス「(仮称)CIC Fukuoka」、「(仮称)Venture Café Fukuoka」を開設することになっています。

・「新福岡ビル」高級路線に…1階にブランド店誘致、都市型スーパーやホテルも整備
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231225-OYTNT50053/

・「(仮称)CIC Fukuoka」、「(仮称)Venture Café Fukuoka」 2025 年春(仮称)新福岡ビル内に開設
https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20231212/main/0/link/23_078.pdf

(出所)https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20240221_2/main/0/link/23_092.pdf

【福岡】(仮称)天神一丁目北14番街区ビル

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