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[はじめてゲームプログラミング]カウンターノードン

任天堂Switchの「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」
「カウンターノードン」についての説明です。


命令を受け取るとカウントアップ、またはカウントダウンするノードン

カウンターノードンとは、命令を受け取るとカウントアップ、またはカウントダウンするノードンです。

以下はカウンターノードンの簡単な処理イメージで、Aボタンを押すとカウントアップし、数つきモノノードンにAボタンを押した回数を表示します。

スコアのカウントアップや、モノを動かす時などに利用

カウンターノードンはスコアのカウントアップや、モノを動かす時などに利用します。

何かが発生したタイミングでカウントアップさせたり、常にカウントアップさせてモノの位置のx軸などを一定間隔で動かしたりとプログラミングにおいて様々なシーンで利用するので使い方については覚えておきましょう

入力ポート

増やす:このポートに接続するとカウントアップ。
減らす:このポートに接続するとカウントダウン。
リセット:このポートに命令がくると「スタート時のカウント」にリセット。

出力ポート

カウントした数を出力する。

設定値:スタート時のカウント

カウンターの初期値。

設定値:モード

カウントの仕方は色々あり「モード」でどのようにカウントさせるかを設定します。「制限なし」、「はんい制限」、「おうふく」をよく使用するので、その3点について整理していきます。

1. 制限なし、はんい制限モード

単純にカウントしていくモードで、両者の違いは下限上限を設けるかの違いになります。はんい制限モードの場合、カウントの上限下限を超えた場合は、上限または下限値のままとなり、カウントされないような仕様となります。

制限なしモード、はんい制限モードで、カウントアップさせた場合の例

以下のように設定し、それぞれのモードでどのようにカウントアップされるかをみていきます。

実行結果

「制限なし」モードは上限なくカウントアップされますが、「はんい制限」モードは、3回目で上限の3になるので、4回目以降はカウントアップされません。

2. おうふくモード

カウントはんいの下限上限内をおうふくする形でカウントアップ、カウントダウンします。カウントアップしていき上限値に到達したら、カウントダウンに切り替わり、下限値に到達したら再度カウントアップに切り変わります。

おうふくモードで、カウントアップさせた場合の例

以下のように設定し、どのようにカウントされるかをみていきます。

実行結果

設定値:カウントするタイミング

0から変わった瞬間

「モノをこわすノードン」でモノが壊れたタイミングや、「ボタンノードン」が押されたタイミングなど、何かしら命令が来た時にカウントアップさせたい時に使用します。

0以外のときずっと

入力ポートの増やす、減らすに入力された数をそのまま足し引きします。
「定数」と「カウンター」を接続し、一定タイミングでカウントアップさせたい時などに使用します。

また「定数:0.1」と「カウンター」を接続した場合は
1回目:0.1
2回目:0.2
・・・
とカウントアップされていきます。

ちなみに「ボタン」と「カウンター」を接続した場合、ボタンは1を出力するため、ボタンを1回押すと押している時間分カウントされ続けるので、1回のボタン押下で1とはなりません。

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