五月みどり「ゴールデン☆ベスト」のトリに収録された「熟女B」レビュー「真面目に不真面目「熟女B」!」
1982年,中森明菜の「少女A」がリリースされ,たちまち大ヒット!
ともなれば本邦において
「二匹目のどじょう」を狙うものが現れない筈がない。
1983年,作詞:なかにし礼,作曲:中村泰士による
「遊び心」の何たるかを知り尽くしたコンビが「少女A」に対抗して
大真面目にふざけて創った曲が本CDに収録されている「熟女B」なのだ。
「真面目に不真面目」なのはかいけつゾロリの専売特許ではないのだ。
歌うは映画「丑三つの村」(1983年)で妖艶な熟女を演じ切った
「かまきり夫人」こと五月みどり!
この企画はあくまでも「洒落」に基づいて進行しているので
五月みどりの歌唱力に難癖つけるのはどうなの?
受験勉強が深夜に及びハイになった頭で停波直前のテレビで
スターボーの「ハートブレイク太陽族」と一緒に「熟女B」を聴いてたから
セイントフォーの「不思議TOKYOシンデレラ」(1985年)と併せて
脳のシワに刻み込まれた忘れ難い歌となってます。
「熟女B」はスマッシュヒットを飛ばし知る人ぞ知る曲となっている。
大好きなんだなあ!こういう遊び心!
因みに歌詞は全年齢向けとまでは言わないが比較的健全である。
少なくとも家族全員茶の間で凍り付いた畑中葉子の
「後ろから前から」(1980年)よりは百万倍健全であると保証する。
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