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詩| |小説

最近では、ずいぶんと詩と小説の境目が曖昧になっているような気がする。
短編小説を読んだときに、これは詩であると感じることが多い。 わかりやすく言うと、詩と言うよりは「ポエム」であると言う方が感覚としては近い。ただ注意して欲しいのはpoemではなく「ポエム」であるということ。

短編小説という名の皮を被った「ポエム」。

ただ、これを思うと同じくして、小説の小説たる所以を考えなければいけなくなってしまう。その拠り所無くして、これは小説である、これは詩である云々をいうことができない。
本来であれば、これを書くにあたっては、ロシアフォルマリズムをより深く知る必要があるだろうし、萩原朔太郎に当たるのは筋であろう。しかしそれはまた後に回して自分が今どう思うかを考えたい。自分の感覚としてどこに線を設けているのか知りたい。これはつまり自分がどのように小説と言うものを書こうとしているのかということに、深く関わってくるのである。
ゆえに、もし先人たちが出した答えと同じものがあったとしても、なじる事なく受け入れてもらいたい。違ったとしても、前に倣えということなく受け入れてもらいたい。

明確な線を決めていないから、どこから何を語ろうかということはまだ難しい。手当たり次第にということにはなる。
それも一興、と思うしかない。


普段は行街という同人で小説を書いたりしています。
こちらからどうぞ。


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