見出し画像

映画

今見たい映画はレ・ミゼラブル(2019)。
この前見た新聞記者は超面白かった。そのあと見たジャッキーチェンの映画はタイトルも忘れたけど、もう見ないだろうな。今回は映画のお話。

僕のなかで1番ぐっとくるのは「無条件の愛に気づく場面」。成長とともに視野が広がり、そこに在ったものに気づく。本当は与えられていた、そう登場人物たちが満たされるのを見てる僕は鼻水出しながら泣いている。

その次は特別印象的な景色が見れるところ、ピアノレッスンで合間合間にカラフルでファニーなシーンがあったり、レオンでマチルダを抱きかかえた時、足元を写して浮き上がったマチルダの足を撮ったり、星の巡礼で山の斜面の羊たちが夕日に輝く様だったり、たぶん監督がとりたかったシーンを見た時、監督自身もきっと感動したであろう景色。見てくれこれを!こんなに素晴らしいカットを!と言われているような、うんうん、すごい!と思いながら見ている。

セリフもそうだ、バーディは最後のあのセリフのために作られた映画だなんて思ったこともあった。ハンナアーレントの「私は民族を愛しているわけではないの、友人を愛しているの」というのもぐっと来たし、ピニュロの「言葉がほしいのではない、あなたとの生活がほしいの」、テンプルグランディンの「自然は残酷だけど、人はそうあるべきではない」ってのは僕の座右の銘の候補の一つだ。もう一つはW.アーネストヘンリーの「インビクタス」って詩なんだけど、同名の映画も覚えている。どうせだから引用しちゃう。

私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私はあらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
血を流しても
決して屈服はしない

激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが、長きにわたる脅しを受けてなお
私は何ひとつ恐れはしない

門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ

めっちゃかっこいいでしょ?

監督で言うとパリテキサス、ベルリン・天使の詩のヴィム・ヴェンダース
あのコンテンポラリーダンサーを題目にしたピナ・バウシュもこの人が監督だ。とてもゆったりと確信を描く。ドキュメンタリーや3Dなど多種多様の表現があって当たりはずれあるけど、当たれば一生心に残る。あとブエナビスタ・ソシアル・クラブもこの監督だ。
次はクリストファー・ノーラン、大学の時に見たメメントでやられ、インセプション、ダークナイト、超SFなのに愛の力で乗り越えるっていうほんとに好きなインターセプター。ダンケルクもよかった。最初の作品フォロウィングもスマートでかっこよかった。この監督のは割と見てる。監督本人が脚本やってるのはまず面白い。
最後にジェームズ・ガン、最初はスプラッター系の映画主に撮ってた。有名どころだとアベンジャーズとかガーディアンオブギャラクシーだとか。ガーディアンオブギャラクシー2を見てこいつはやべぇと思った。戦闘シーンを写さずマスコットキャラいや彼の成長物語も入ってるのかな。グルートという木のキャラのダンスをずっと追いかけてる。「お前らもうお決まりの戦闘シーン飽きただろ?」と言わんばかりの。度々使われる、主人公チームが戦ってるがグルートばかり写してる。でも戦闘シーンはめっちゃかっこいいんだ。王道SFファンタジーに巨大資金とニッチなサブカルをぶち込んだ遊園地みたいな映画で僕はメロメロになった。

書き始めてみると止まらない。まだまだ語りたいけど、また次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?