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Happy Smile Tour 2022よかったとこランキング

 9月から2か月にわたり続いてきた日向坂46・Happy Smile Tour 2022が、昨日の東京公演をもって無事終了しました。

 ツアータイトルが発表された当時はなんだこの深夜4時に5秒で決めたみたいなツアータイトルと思っていましたが、終わってみれば最高でしたね! 超かわいかったし~! ステージもド迫力で! あのサプライズ演出もサイコー! という感じですっかりHappy Smileになってしまいました。

 そんな見どころ盛だくさんのライブだったわけなんですが、人には人のHappy Smile Tourという格言があるように、皆さんそれぞれ印象に残ったところは異なるのではないかと思います。
 そこで今回は、ぼくが選ぶHappy Smile Tour 2022 で良かったところランキングベスト3を発表したいと思います! これを読んで、一緒に楽しかったツアーの日々を振り返りましょう!


【Happy Smile Tour 2022 良かったところランキング ベスト3】


第1位 富田鈴花ちゃんのダンスが最高

 Happy Smile Tour 2022の富田鈴花ちゃんのダンス、最高じゃなかったですか? 昨年の全国ツアーでは、髪が伸びてきたこともあって「富田鈴花ちゃんは髪で踊るな」と思っていたのですが、2022年の富田鈴花ちゃんは、スカートで踊っていました

 しなやかな手足の動きと相まって、回転したときのスカートの広がりが生きてんのか? ってくらいとにかく美しいんですよ。そしてそのスカートの広がりに遅れてふわりと舞い踊る髪の毛がついてくる。完全にスカートが主で髪型が従

 特に月星のラスサビで全員が輪になって踊るところ、ここはほぼ確実に富田鈴花ちゃんのスカートが暴発するんですよ。ぼくは最初「勢いよく踊りすぎて腕が衣装に当たっちゃったのかな」とか思っていましたが、それが繰り返されるようになってふと気づきました、富田鈴花ちゃん、ラスサビの疾走感を表現するためにわざと手をスカートの裾に触れさせて暴発させているのでは、と。恐ろしい子……!


第1位 富田鈴花ちゃんの表情が最高

 「今回のツアーで富田鈴花ちゃんのどの曲の表情が良かったか」という議題で3日飲めるでおなじみのほど今回のツアーは表情が良かったですね。キツネのソロダンスパートでバキバキの目線を送ってからの決めポーズでのウルトラスマイル、恋した魚の「打ち上げ花火は消える」で見せるオトナのオンナの顔、かと思えば「その他大勢タイプ」ではそんな顔できたんかというレベルでブリブリにぶちかましたり、飛行機雲で上空を見上げるパートではそこだけ青空が広がってるんかというくらいの美しい遠い目をしていたり……

 もう一言で言い表せないですよねと思ってたんですが、

 愛知公演直後のぼくが一言で言い表してました。わかる。


第1位 富田鈴花ちゃんの歌唱が最高

 富田鈴花ちゃんの歌唱が最高なことは今更言葉を尽くして説明するまでもないんですけど、今回は特に「君のため何ができるだろう」の「喜びだとか 悲しみを いつからか 分け合える仲になった」が個人的にはナンバーワンだったかなと思います。ここもともとは渡邊美穂ちゃんと2人のパートなんですけど、卒業により今回のツアーからソロパートになってるんですよね。それが関係してるのかしてないのかはオタクにはよくわかりませんが、とにかく丁寧に、優しく歌い上げる富田鈴花ちゃんの姿にはこみあげてくるものがありました。スズミホフォーエバー。


第1位 富田鈴花ちゃんの他メンバーとのイチャイチャが最高

 富田鈴花ちゃんイチャイチャ問題に関しては、「耳に落ちる涙」終わりのすずかげイチャイチャ派(東京公演では潮クンも加わり3人で肩組み合っててニッコリの声多数)、「知らないうちに愛されてた」落ちサビのすずまりぃイチャイチャ派(まりぃがとにかく楽しそうでニッコリの声多数)、本編終わりハケ際のすずみくにんイチャイチャ派(横浜公演で富田鈴花ちゃんがみくにちゃんのほっぺをつんつんし出した瞬間に宇宙が生まれましたね、の声多数)など様々な派閥があるのですが、まぁこのツアーを語る上で欠かせないのは飛行機雲イントロ前のすずちぇりイチャイチャ、これしかないでしょう

 最初の演出でステージの上を飛んでいく飛行機雲の模型を見て驚いたり無邪気に喜んだりする富田鈴花ちゃん→その姿を見てリアクションを取るおたけちゃんというのが定石の流れで、元気なおすずちゃんとちょっと冷静なおたけちゃんのギャップがまた良いのですが、個人的なベストアクトは神戸2日目のこれですね。

 飛行機雲のすずちぇりでしか摂取できない栄養がある。


第1位 富田鈴花ちゃんの視線が最高

 皆さんはぴあアリーナMM4階席というものをご存じでしょうか? 世界で一番高い位置からアイドルを見る施設です。
 ぼくは神奈川公演で2日ともその世界最高峰からライブを見ていたのですが、結論から言うと、2日とも富田鈴花ちゃんが4階席に視線を向けているのをはっきりと感じました。い~や草食動物の視野! 草食動物の視野だろうそれは!

 これまでも富田鈴花ちゃんがMC中にあちこちに視線を送って手を振って、できる限りのファンに応えようをしようとしている様子は見ていたのですが、このツアーを通して、本当に会場の隅から隅まで視線を送ろうとする姿勢を強く感じました。こういうところを見るとこの子を応援してて良かったって思いますよね。


 ということでベスト3と銘打っておきながらうっかり5つ紹介してしまいました。ちなみにどれも第1位なのは順位が付けられないほどどれも最高だったからです。というわけでHappy Smile Tour 2022は富田鈴花ちゃんがとにかく優勝していた、推しメンサイコー! というわけで皆さんまた次回お会いしましょう!


番外編

 ……というところで終わるとさすがに怒られそうなので、番外編として、富田鈴花ちゃん以外の良かったところをまじめに発表して終わろうと思います。


その1 金村美玖ちゃん

 全国おひさま化計画が金村美玖ちゃんの成長譚だとしたら、Happy Smile Tourは金村美玖ちゃんの快進撃でした。

 メンバーの欠席や体力面への配慮などで全体曲を続けて行うのがなかなか難しい中で、終盤の月星に繋がる極めて重要なブロックである恋した魚→アディショナルタイム→ってかのセンター(「ってか」は一部花道曲ですが)をバキバキにこなす風格。やっぱ金村美玖ちゃんってすげぇな~と改めて思っていたのですが。

 そのあとの月星に繋がる幕間の映像で金村美玖ちゃんの6thのセンターに選ばれた瞬間の映像が流れるんですね。そこには指名された瞬間に一気に不安な表情になる金村美玖ちゃん、泣き崩れて他のメンバーに励まされる金村美玖ちゃん、ダンスレッスンで不安そうに隣のきょんこの手を固く握る金村美玖ちゃんと、さっきまでそこでバキバキにセンターブチかましてた子とはとても思えないような映像が続くわけです。

 思い返してみれば、確かに1年半前にはW KEYAKI-FESで震える小鹿のような目で「青春の馬」のセンターをしてたんですよ。それが6thセンターの期間を通して経験を積んで、ここまで強くなったんだなぁ……と感慨深くなっていると、その映像のラストには、「ってか」のMVでの金村美玖ちゃんの特大笑顔のカットが映し出されるんですよ。

これですね

 なんだこの映像。泣くぞ。金村美玖ちゃん、本当にあんたはえらいよ。金村美玖ちゃん1st写真集『羅針盤』、1人30冊買いましょう。


その2 期生曲

 今回の期生曲は本当に色が出ていて良かったなぁと思います。こしゃ・丹生ちゃんが踊れないというハンデを抱えつつ個々のパフォーマンス能力の高さと演出で魅せつけた恋した魚には2期生のとてつもないポテンシャルを感じましたし、多幸感溢れるゴーフルは山口ぱるちゃんがイントロで「○○(地名)、行くぞ~!」と大きな声で煽ってるのを見るたびにその足で出生届を出しました。

 が、今回の期生曲は何といっても懺悔大会でしょう。センターの潮クンが肩の不調により6公演を欠席せざるを得なかったのですが、その中でもキャプテンを中心に同期たちが「なっちょ!」(なっちょ!)「マッチョ!」(マッチョ!)など謎の合いの手を入れて盛り上げる様子には毎回心が温まりました。

 こういう「休んでいるメンバーの分まで一緒にパフォーマンスするよ」というのは言葉にすると多少押しつけがましくなりますし、とかくお涙頂戴演出にもなりがちですが、懺悔大会に関しては全くその気を感じなかったのは本当にイッキサンたちの空気感のなせる技なんでしょうね。

 そして東京公演で無事復帰した潮クンが本当に楽しそうにこの曲をパフォーマンスして、最後には1人ノリノリでフラダンスして(そんな振りはない)、キャプたちは相変わらずわけわかんない合いの手入れてて、イッキサンが元気だと世界が平和になりますね。懺悔大会、良すぎて爆笑です。


その3 Happy Smile Tourとはなんだったのか

 今回のツアーの中で、上のランキングであえて書かなかった富田鈴花ちゃんの好きな表情があるんですけど、それが「飛行機雲ができる理由」の、ここです。

地上から空を見上げてると 飛行機雲は見えてても
エンジンの音は何も聴こえて来ないね
僕が思ってるよりも 泣いてる君は遠くにいて
声掛けてあげることもできなくて
ごめん
「飛行機雲ができる理由」より

 この「ごめん」で、富田鈴花ちゃんは、少し悲しい表情で1点をじっと見つめたあと、ラスサビに入る直前でふと笑顔になるんですよ。これはこのツアーで始まったことではないのですが、個人的にはずっと不思議で。

 飛行機雲って、歌詞だけ読んだらめちゃくちゃ切ない曲じゃないですか。近くにいてくれた「君」が心のどこかで悲しんでいたことに気づかずに、そのまま「君」は遠くに行ってしまうんですよ(そしてこれがメンバーの卒業曲でもあるという!)。
 そんな「君」に対して「ごめん」というシーンで笑顔が入る余地なんかないだろうとずっと思ってて、富田鈴花ちゃんの中でこの曲、このパートをどう理解しているんだろうというのは個人的にはずっと謎だったんですね。

 まあ正直その謎はこのツアーを通しても解けていませんがそれはさておき、よく見ると飛行機雲ってメンバーみんなとても楽しそうに歌ってるんですよ。特にラスサビなんてみんなで肩揺らしてニコニコしながら。

 これは同じ現象が本編最後の曲「知らないうちに愛されていた」でも起こっていて、この曲も君の優しさに気づけずに、知らないところで君も泣いていたんだねという同じようなモチーフの曲なんですが、これもまぁみんな超笑顔で楽しそうに歌うんですね。そして不思議なことに、決してポップな曲調でも、前向きな歌詞でもないのに、それを見ているとすごい多幸感に包まれるんですよね。

 「ハッピーオーラ」というキャッチフレーズがいつの間にか使われなくなってしばらく経ちますが、それにしてもこの1年の日向坂はパフォーマンスに笑顔が増えてきたし、それを武器にしようとしているのではないか、と思いました。
 「ってか」も「僕なんか」も披露当初は闘志むき出し・切なさ丸出しみたいな表情のメンバーが多かった気がしますが、場数を踏むにつれ、ラスサビでメンバーの笑顔や優しい表情が増えていってる気がするんですよね。今回のツアーの「ってか」に至っては、(ってかあれこれ言ってる~)「イッテルゥ!」という制作者の意図をガン無視した謎の合いの手がメンバー(キャプとかとし。大体テンションが上がってこういうわけわかんないこと言い出すのはキャプとかとしです。かわいいね)により加えられたりもしました。おれが康ならブチ切れてるレベルですが、まぁそれが彼女たちなりの解釈ということなんでしょう。ぼくは楽しすぎて特大笑顔になりました。

 飛行機雲や知らないうちに~もそうで、つらい思い出や切ない気持ちであっても、彼女たちが笑顔でパフォーマンスすることで再構築しようとしてくれてるんじゃないかな、と。
 そして「私たちはこうなりたい」という想いを込めた「未来」の曲であった「約束の卵」のポジションが、笑顔という武器を引っ提げて、「私たちはこういうグループです」という矜持を体現した「現在」の曲である「知らないうちに愛されていた」に置き換わったことの意味を思うと、やっぱり今回のツアーがHappy Smile Tourというタイトルであることには、それなりに大きな意味があるのかなと思いました。深夜4時に5秒で決めたとか言ってすいませんでした

まとめ

 というわけで、月星とか4期生加入とかいう重要な要素をすっぽり抜かしたHappy Smile Tour 2022レポでした。こんなに楽しいツアーだったんだから、ひなくりはもーっと楽しくなるよね、ハム太郎。

 ということで、次回「ひなくり2022でHEY! OHISAMA爆踊りの巻」でお会いしましょう!

有明アリーナでぼくと握手!



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