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よこはま取材こぼれ話②超絶インスタ映えスポット汽車道にまつわる理系でニッチな話

どうも、右投げ右打ちの村岡です。「ディープ横浜コンシェルジュ」という漫画を連載しています。

横浜の超絶インスタ映えスポット「汽車道」。

今回のこぼれ話のテーマは「汽車道の橋梁のボルトはなぜ丸いのか。」です。

「待ってくれ、汽車道ってなんだ」「みんながみんな横浜市民だと思うな」

すみません、飛ばしすぎました。私も群馬県生まれ群馬県育ちなので、去年の秋頃じっさいにみなとみらいに降り立つまで汽車道なんて知りませんでした。

ざっくり言うと汽車道は「明治時代に貨物運搬用につくられた超古い橋」で、「今も残しているので歴史的にも価値がある」し、散歩して写真をFacebookに上げるだけでもなんとなくリア充を演出できるいい感じの散歩コースです。

鉄道のレールが残っていますが、歩きやすいように間を埋めて整備してあります。これは「くるしゅうない、ここで写真をとるがよい」という横浜市の小粋なはからいとのことですので、みなさんも通りかかったらぜひ下を向いて写真を取りましょう。

ぼっちじゃないときはぜひこれみよがしに影とか入れて、アピールしましょう。

ぼっちじゃないのでアピールするのですが、この日は横浜のことをなにも知らない村岡に、ハマっ子の編集さんと、横浜国立大学の大学院生Oさんがみなとみらいを案内してくれたのでした。横国は教育学部以外は理系なので、案内してくれたOさんも理系。津波の影響を受ける浸水域のこととか、だいぶ日本のためになる研究をしてくれているそうです。支援。

村岡は大学で美学と美術史を学んだが、いまいち日本の役に立ってる実感がないから誰か励ましてほしいぜ。

それはそうと役満イケメンのO氏が汽車道の見どころを教えてくれたぜ。

汽車道でみるべきところはずばり「ボルトの形」

汽車道は明治時代に造られたトラス橋なので、橋を留めてあるボルトの形が現代と以下のように違うんだそうです。

鉄オt…ごほんごほん、知的なO氏によれば

「みなとみらいをお散歩するなら人・モノ・物流との関係を抑えるとよりたのしいですよ」とのことですのでご紹介します。

汽車道は、赤レンガ倉庫と桜木町駅をつなぐように結ばれています。

明治時代、ふ頭に到着した物資は赤レンガ倉庫にいったん保管されたのち、横浜駅へ運ばれていた。したがってこのように極めてロジカルに配置されているのだそうです。このトラス橋、インスタ映えのためにむやみにおしゃれに海上にあるのじゃないんですねー!←(当然)

「”横浜駅”って、そこは”桜木町駅”じゃないか!」というつっこみがきこえそうですが…

明治時代は現桜木町駅が旧横浜駅だったそうです。

ちなみにこれが現在のJR横浜駅。

移転や改築を重ね「そのうち九州まで横浜駅に飲み込まれるのではないか」と噂されるぐらいすこしずつ動いていっている…おわかりいただけただろうか。

ちなみにこれは「神奈川と名前を冠しているのに、しょぼい」「横浜駅の目と鼻の先にあり存在意義が不明」と(ハマっ子の間で)名高い京急神奈川駅。

しかしこれも、京急神奈川駅の立場で見れば「JR横浜駅のほうがかってにでかいつらをして俺に近づいてきているのだ(●`ε´●)」そうで、とんだ風評被害だということです。

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ってなわけでディープ横浜コンシェルジュ、隔週更新なので次回は4月26日木曜日に更新です。

【ディープ横浜コンシェルジュ ~秘密の横浜案内します~|ヤンジャン!】 https://ynjn.jp/app/title?tid=290 #ヤンジャン #ディープ横浜コンシェルジュ ~秘密の横浜案内します~

noteは思い出したらまた更新します。

学んだこと(美学と美術史)がいまいち日本の役に立っているか実感がない村岡をだれか励ましてくれ。

ばいちゃノシ



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