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Tableauから学ぶビジュアライゼーションの扉を開く③

Tableauを勉強していると、聞き慣れない言葉がよく出てきますが、「クラスター」はどこかで聞いた。。そう。新型コロナ流行時に「クラスターが発生しました」などのニュースが思い出されます。
(クラスター=一連のつながりで感染が確認された人たちの集団)

しかし元はブドウの房を語源としており、「同種の集団」、悪い意味ではありません!

ビジュアル的な分析に有効な手法なので、しっかり勉強しましょう。

Ord3-Q10
売上と利益の相関を見たときに利益が低いクラスターと、売上と割引率の相関を見たときに割引率が高いクラスターの 顧客をそれぞれ探してください。人数を絞りたいので、いずれもクラスター数は5に設定してください。そのクラスターを用いて、割引率は高いけれども利益は低くない顧客を割り出し、割引率を高く設定しながらも比較的黒字を出せている顧客区分を 教えてください

Ord3-Q10

売上、利益を列と行に入れ、顧客名をシートへ入れると散布図が表示されます。

Ord3-Q10

アナリティクスからクラスターをシートに持ってきて、問題文の通りクラスターの数は5にします。

Ord3-Q10

利益の低い集団は下のほうなので、これを選ぶのですが、気を付けたいのは1つだけ選ぶのではなく、該当のクラスターを選んでからセットを作成しましょう。

Ord3-Q10

セットの作成で判りやすい名前を付けます。
★を頭につけると、自分が作成したものが上のほうに出て見やすいです。

Ord3-Q10

今度は売上と割引率の相関を見たいので、売上を列、割引率を行に入れて、同じようにクラスターを5で設定します。割引率は平均にしないといけません。

Ord3-Q10

割引率が高いのは上のほうの集団ですので、同じように「★割引率が高い顧客」という名前のセットを作成します。

Ord3-Q10

割引率が高いけれども利益は低くない顧客を探したいので、先ほど作成した2個のセットから複合セットを作成し、ビン図を確認して条件に当てはまるものを選択し、名前をつけます。

Ord3-Q10

割引率を高く設定しながらも、黒字が出せる顧客区分を知りたいので、利益と割引率の相関に変更して、先ほど作成した複合セットをフィルターに入れます。

Ord3-Q10

顧客が絞られて表示されました。


Ord3-Q10

顧客区分を列に入れて比較しましたが、利益の高い低いが判りにくかったので、利益を行に入れてアナリティクスから平均線を表示しました。
消費者の平均利益が最も高い事が判ります。

割引は高いけど、利益は低くない顧客という発想は馴染みが無く、最初は何を言っているのかなと戸惑いました。 今後も更なる試練が続くことを覚悟して、やり切りたいと思います。

See you next Time

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