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リケンテクノス 2024年3月期


まとめ

良い決算

  • 売上高: 125,739百万円(前期比1.8%増)

  • 営業利益: 8,775百万円(前期比16.9%増)

  • 経常利益: 9,544百万円(前期比19.8%増)

  • 当期純利益(親会社株主に帰属する): 6,880百万円(前期比51.0%増)

営業利益率が上がってるのが良き。
配当利回り(会社予想)3.54%
1株配当(会社予想)34.00
PER(会社予想)(連)10.17倍
PBR(実績)0.82倍

増配予想となっているため、配当利回りが良い感じになってきました。単年で見た時増配の可能性もあるので悪くないのではないでしょうか。
配当性向もあまり高くなく、自社株買いや、設備投資もあり得るため長期的に見ても悪くないとは思います。

各セグメントの主要な市場

・トランスポーテーション(Transportation)[TR]… 自動車、鉄道、船舶市場等 ・デイリーライフ&ヘルスケア(Daily Life & Healthcare)[DH]… 医療、生活資材、食品包材市場等
・エレクトロニクス(Electronics)[EL]… エネルギー、情報通信、IT機器市場等 ・ビルディング&コンストラクション(Building & Construction)[BC]… 住宅、ビル、建築資材、土木市場等

セグメント別業績まとめ

  1. トランスポーテーション:

    • 国内では自動車市場の回復とエラストマーコンパウンドの増加により売上高が増加しました。

    • 海外では中国市場における日系自動車の生産減少を補完する北米とインド国の日系自動車生産回復に伴い販売が増加しました。

    • ただし、中国の日系自動車生産低下と高騰した一部原材料価格の影響でセグメント利益は減少しました。

  2. デイリーライフ&ヘルスケア:

    • 国内では生活資材向けエラストマーコンパウンドの販売減少を補完する生活資材向け塩ビコンパウンドと小巻ラップ製品の販売が好調に推移し、増収となりました。

    • 海外ではタイ国での生活資材向け塩ビコンパウンドの販売減少により減収となりました。

    • セグメント利益は生活資材向け塩ビコンパウンドと小巻ラップ製品の販売増により増益となりました。

  3. エレクトロニクス:

    • 国内では工作機械電線向けコンパウンドの販売減少を補完する半導体市場向けダイシングフィルム等の機能性フィルムの拡販により売上高が増加しました。

    • 海外ではインドネシアでの塩ビコンパウンドの販売増加を補完する中国と米国市場での塩ビコンパウンドの販売減少により減収となりました。

    • セグメント利益はインドネシアの塩ビコンパウンドの販売増と機能性フィルムの拡販により増益となりました。

  4. ビルディング&コンストラクション:

    • 国内では非住宅市場向けフィルムと政府の「住宅省エネ2023キャンペーン」の影響により樹脂サッシ用塩ビコンパウンドの販売が増加し、増収となりました。

    • 海外では米国の建材市場向け塩ビコンパウンドの販売減少により減収となりました。

    • セグメント利益は海外の建材市場向け塩ビコンパウンド販売減少を補完する国内の非住宅市場向けフィルムと樹脂サッシ用塩ビコンパウンドの販売増加により前年同期並みとなりました。

投資CFについて

  1. 有形固定資産の取得による支出: 4,037百万円

  2. 無形固定資産の取得による支出: 211百万円

  3. 投資有価証券の売却による収入: 2,587百万円

しっかり投資を行っているので、先の業績拡大も期待できるかもしれないですね。


https://finance.yahoo.co.jp/quote/4220.T/chart


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