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富山県知事選挙 HPアクセス解析

富山県知事選挙。事前にFBに書いていた予測の通り、新田八朗候補の勝利。
世間には「固定電話があり新聞を取っている家=電話&新聞層」と「スマホだけの家=ネット層」の2つがある。固定電話がある家だけの電話調査で互角だったので、ネットで情報を取っているネット層でこれだけ差がついていたら、勝負は明らかでした。
途中経過として、9月30日、10月10日に数字をネット公開したところ、いろいろと意見があったので、改めてほとぼりが冷めた今、最終版を公開します。

候補者名の検索クエリのからの流入アクセス

富山県知事選挙検索

候補者の名前の検索クエリからの流入量です
「新田八朗」「新田八郎」の「朗」「郎」の間違えを合わせれば、途中からの検索数の差は圧倒的になります。
新田67%、川渕19%、石井13%という差になっています。
なぜ、検索数で上回る石井陣営が、得票3位の川渕陣営にも負けたのかは、後の総括で説明します。
さて、検索キーワードを分析すると

石井検索

石井陣営は候補者の名前と一緒に「息子」というキーワードが検索されていたのが特徴でした。新田陣営は、「八朗」「八郎」「はちろう」とキーワードが分断されてしまいましたが、これは元々の本名なので手の打ちようがなかったと思います。

アクセス分析

富山県知事選挙

検索数、アクセス数、UU数、PPV、WEB滞在時間など、新田八朗陣営は石井隆一陣営をすべてにおいて上回っていました。
PV数などで石井陣営は得票3位の川渕映子陣営にも負けていたので、陣営のデジタル技術でかなりの遅れをとっていた。
IT技術のある人達の多くが県知事選挙の結果を知っていたというのはこれらの数字だったのです。
参考
石井隆一(隆山会)https://www.ryuzankai.jp/
石井隆一(個人HP)https://ishiitakakazu5.com/
新田八郎(個人HP)https://nitta8.info/

全体の総括

なぜ、新田陣営が勝り、石井陣営が自陣営の発信ができなかったか?
・検索サイトにおいて、これまでの現職知事としての活動から、他に検索に引っかかるサイトが多くあった。
・これまでの石井隆一後援会サイト(隆山会)と別に、新規ドメインをたてたが、そのドメインSEOスコアが低すぎて、検索に当たらなかった。
・3位だったはずの川渕映子陣営は、ドメインSEOスコアの高いNOTEを使った。そのため、検索の回数が少なくても、自陣営に持ち込めた。また、コアな支持者がSNSで発信して誘導できたため、石井陣営をデジタルでは逆転できた。
・新田陣営のデジタル担当者は、誰だか不明だが、SNSも含めて上手だった。周囲にも発信する人たちが存在した。

どうすれば、良かったのか?
・石井陣営が旧ドメイン(https://www.ryuzankai.jp/)とは別に、新規ドメイン(https://ishiitakakazu5.com/)を立てたときに、ドメインSEOスコアが下がる事はわかっていたはずです。
その時に、推薦していた自民党の力を借りて、富山県内の全自民党議員のサイトから、新ドメインへのバナーリンクをはる。すると
・リンクでの流入が増える
・被リンクの数により、新ドメインのSEOスコアが上がる
という効果が出るのです。
石井候補本人が「デジタル・トランスフォーメーション(デジタル革命)を進める」と主張していただけに、陣営にデジタルの知識を持っている専門家が誰か入ってあげたら良かったのに・・・と思いました。

今後の3人の明るい未来に期待します

実は私は3人ともよく知っています。それだけに、3者それぞれの今後の活躍を期待しています。
新田さんが故郷の富山県を発展させることを期待しています。このデジタル力で富山を反映させてほしいです。
石井さんについては、「現職が落選した後の喪失感」と「元政治家が活躍できる場」を知っている私としては、石井さんにもまだまだ未来があり、今後も様々な出番が多くある事を確信しています。
川渕さんにもNGOでまだまだ活躍してもらう場がたくさんあります。彼女のパワーと熱意はすごいです。

分析者

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