やつにタッチされる前に


やりたいことをやり見たいものを見る。僕らはいつか死ぬ。死は僕らを追いかけてきている。その死は、事故であったり病気であったり、自死であったり、そいつらは、オールスター感謝祭の赤坂マラソンのワイナイナのように、僕らに迫ってくる。0歳で背中をタッチされる人もいれば、100歳を超えても、タッチされない人もいる。ふたりにひとりは癌になる時代。癌になっても、走り続けてる人もいる。僕は40歳、その後ろから追いかけてきてるやつに、背中をタッチされるまでに、やりたいことはできるだけ全てやり、見たいものはできるだけ全部見る。泣く時間より笑う時間を、後ろめたいことをする時間より、胸を張ってやれることを。後ろからワイナイナの足音が迫ってくる前に、今日を最高に楽しむ。

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