おれなら

公園の遊具で子供が怪我をする。誰が悪いのか。目を離してた親か、一緒に遊んでて気付かなかった友達か、怪我をするような遊具か、その遊具の置かれた公園の監視員か、それともこの子が遊具に不注意で飛び乗ったからか、とにかく遊具で怪我をした、だから遊具は危ないから撤去された。他人はその中で誰が悪いかを探し、関係者は自分たちが悪かったかもと自分たちを責め出す。とりあえず遊具は撤去された。遊具を管理し遊具で商売してる管理会社が、そもそもちゃんと子供を見守ってなかったから、その責任を。遊具で遊ぶのは怪我もするけど楽しかったこともあったろう。

責任の追及を、誰が悪いかを原因を知らないもの達で憶測でやりあうより、おれが視聴者なら関係者ならあの時一緒に遊べて楽しかったよ、と彼女にお礼を言う。辛かったんだね、気付かなくてごめんね、と謝るのは自分が楽になりたいからだろ。人の死を利用する週刊誌やメディアに踊らされるな。そのバラエティは無くなった、あれはヤラセとか、あれはほんとだとか。それよりあの番組は楽しかったんだろう。彼女がそこにいたおかげで、あなた達、テレビの中に夢中になったんだろう。悪人探しごっこもいいけど、ありがとうなんじゃないの。

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