暗闇に潜る人たち

‪ネットの誹謗中傷でテラスハウスの出演者が自ら命をたった。様々な芸能人たちが「芸能人だって人間なんだよ」とツイートしてる。色んな芸能人たちが今後は裁判に訴えると怒ってる。

僕は考える。匿名卑怯者を訴える。結果、その子は中学生の女の子だったとして。その子は親が暴力をふるい友達もいなくて居場所もなかった。テレビに映る彼女が自分の世界とは全く違う世界にいて、羨ましく、嫉妬し、一度だけ軽い気持ちで親指ひとつで汚い言葉をツイートした。それだけがその子を一瞬だけ安心させた。それは暴力なんて思ってない。

スターに対しての小さなカミツキだ。蟻が象の足に噛みつくような。彼女はどうせわたしのコメントなんてこの人たちはみてないと思ってた。しかし彼女は知らなかった、世界中の自分と同じ蟻が数億匹といたことを。そして亡くなった彼女は私達と同じアリだったことを。

その子は特定された、その子はこの世界中から愛されたスターを自殺に追いやった1人として、そのレッテルを貼られ、さらに家庭にも学校にもいけず、前いたときよりより深い闇の中に孤独を背負って落ちていく。

そんな場合もある。

たまたまネットで暴言を吐かない奴はたまたま吐かない環境にいただっただけ。‬

Netflix、テラスハウスは世界的に有名になった。それが芸能界を目指した人ならわかる。そこには巨大な額のお金が動き、お姫様のように扱ってくれる。それがショービジネスだ。誹謗中傷もあればたくさんの称賛もうけれる。だから誹謗中傷がいいって言ってるんじゃない、多くの人の場所に出ると言うことはそれもセットでついてくる。

それを訴えるのは自由だ。飲食店でもテレビで有名になれば、それだけ客が来る。モラルがあるやつもないやつも。しかし彼女は素人だ。あの番組は素人だから面白い番組。素人のリアルが観れる。しかし彼らはプライベートのようにいてても、番組を通せばショーになる。素人の普通の多感な女の子だから番組は面白いが、素人の多感な女の子を世界のステージに連れてくなら必要以上のケアが大切だ。彼女たちはスターじゃなく人間だ。そして、もし世界を停電させたとしたら、犯罪は増える。人は誰かに見えてるから「人間」でいようとする。ネットという暗闇は人を人でなくする。弱い人間ほどすぐに人でなくなりやすい。僕らはネットとの距離を考えるきっかけにする必要がある。

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