タブーにされる

漫才で朝鮮学校のことや原発のことにふれると「すごいね、よく言うね!」と言われる。すごいも何も実際にあるものをあると言うだけで、なぜすごいかがわからない。おれからすればワイドショーにでて不倫ニュースみたいな他人の私生活にコメントできる方がよっぽどよく言えるね!と思ってしまう。

他人の私生活にギャーギャー口を出す。しかも不倫したことあるやつもないふりして誰が一番世間に認められるかゴッコしてるけど、お前らのやってる仕事は週刊誌が集めてきた他人のアカやフケ。有名人はフケを隠しクリーンなイメージで仕事する。だからみんながもってるフケを隠す。だからフケがなさそうな芸能人ほどフケがレアで価値があり、喜んでたかるひまなダニがいる。週刊誌が収穫してきた有名人のフケをワイドショーってスーパーが棚に並べ、雇われてる芸能人がコメンテーターとして、レジで販売してる。誰かのフケを、売って喜ぶ人で稼いだ金で食う飯はうまいのかよ。と。

芸能人は広告になれる。消費者金融も芸能人をCMで使えばクリーンなイメージで、カジュアルになる。だからCMは芸能人を使う。芸能人の影響力は大きい、発信力も。アメリカから戻ってきた友達がアメリカには差別があった、日本はなくて平和、と言った。おれあるよ、と言った。

日本には在日朝鮮韓国人に対して露骨に差別する人たちがまだいる。水原希子さんが在日差別に言及してた。ローラさんもオーストラリアの火災について言及してた。彼女らを知る人たちは彼女らからそれを知り、考える。彼女たちは、それらを伝えるある意味、CMとなり、社会の問題を伝える。しかし、そのほかあまりいない。海外にはあんなにたくさんいるのに、日本の芸能人はいない。そもそも、芸人すらもタブーを作り、ふれない。

触れないとタブーになり、それがないものとされる。だから日本には差別がないよね、なんて言葉が出てくる。あなたはないだけ。ある。

芸能人は他人のフケを販売するより、大切なものを伝えれるんじゃないのか。芸人なら笑いで歌手なら歌で。ワイドショーにでてる沈黙平和ボケ他人のフケ売り野郎どもめ。

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