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【データ】息子?お兄ちゃん?いやいや世界の横山和生騎手

シャーガーCというイギリスの騎手招待競走で横山和生騎手が快挙を達成した。
シャーガーCで横山和が勝ち星 英国の国際騎手招待競走 日本人勝利は過去4勝の武豊以来 | 競馬ニュース - netkeiba.com
祖父が平地・障害の両方でG1を制している横山富雄元騎手、父親が名手横山典弘騎手、弟が横山武史騎手、もっと広げると伯父はJRA競馬学校教官の横山賀一元騎手、義理の叔父は菊沢隆徳調教師、伯祖父は元JRA調教師奥平真治というまさに競馬一族の出身である横山和生騎手について、今回はシャーガーCでの勝利を記念して得意舞台と馬券の買い時をざっくりと調べてみた。
※データ対象:2020/1/1~2023/8/14

① 馬質で区切っての分析

人気馬(1~4人気で単勝オッズ1.0~6.9倍)においては連対率・複勝率・複勝回収率こそ全頭(平均)を下回っているが、勝率・単勝回収値は上回っているので、しっかり勝たせる騎手といえそう。
また、人気薄(7~12人気で単勝オッズ15.0~99.9倍)においてはすべての項目で全頭(平均)を上回る優秀な成績。
基本的に馬券においてはおいしい騎手として覚えておけばよさそう。

② 芝のレース

短距離(1000~1500)においては人気馬の勝率・単勝回収率・人気薄の連対率・複勝率こそ平均を上回っているが、基本的に馬券においては美味しくない。
一方で芝1600以上に距離が延びてくると話は別で、まず芝1600~2000の人気馬においてはすべての項目で全頭平均を上回る優秀な成績を示している。
また同距離の人気薄においては単複ともに平均を上回っている。
そしてさらに距離を延ばすと優秀で、芝2100~2500における人気馬の勝率・連対率・単勝回収値が全頭平均を上回り、人気薄に至ってはすべての項目で全頭平均を上回っている。
さらに芝2600~においては人気薄の勝利はないものの、それ以外の項目ではすべて平均を上回っており、やはりタイトルホルダーで長距離G1を制しているだけのことはある。
ざっくり行ってしまえば横山和生騎手の芝レースにおいて、1600以上は買いとして覚えておいてよさそうだ。

③ ダートのレース

一方ダートを見てみると、まず短距離(1000~1500)において、人気馬は特に頭で買い。
そして1600~2000では人気薄で特に頭で買いと、この騎手の特徴がでている。
そして2100~の長距離においては試行回数が少ないものの、人気薄の勝率・連対率・複勝率・複勝回収値が優秀なので、馬券的には面白い。
ダートにおいても優秀な騎手だが、距離によってその買い方戦略は少し複雑化しそうではある。

④ まとめ

ぜひとも【データ】横山典弘はギャンブルだ|ムラマシ (note.com)の記事と見比べてほしいが、横山和生騎手は芝、横山典弘騎手はダートと覚えておくと面白い傾向となった。
芝が得意な横山和生騎手、今後も大きなレースでの活躍を期待したい。

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