西粟倉むらまるごと研究所の誕生まで②

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そうして、村にテクノロジーの実証事業を推進する組織を立ち上げることを決心した向原さんと、役場の皆さん。様々な議論を重ねる中で、自立した組織にしていくことをが決まってきました。

というのも、ここまでは、今、研究所を担っているメンバーは後から、聞いた話なのです。

自立した組織を立ち上げるにあたり、これまでの西粟倉のパターンのように、それを担う地域おこし協力隊を募集するという案や、どこかの先生に依頼するという案や、、、様々な選択肢があったそうなのですが、そこで、「奈緒子さんに相談してみるのはどうか?」と、声が上がったそうな。

奈緒子、というのは、むらまるごと研究所の代表を務めさせていただいている(そしてこの文章を書いている大島奈緒子です)

大島奈緒子は、西粟倉に移住して約10年、パートナーの大島正幸が立ち上げた、「YOUBI」というチームで建築を担当しておりました。

建築という職業は、敷地のある所に呼ばれて行って、毎回、なにがしの願い事を計画にして、そして立ち上げていくことに参加させていただく職業でして。住宅のようなクライアントが少数のものから、自治体からご依頼いただいて、まだ、担い手が決まっていない空き家や廃校などの利活用方法の提案や、エリアで担い手を見つけるワークショップの運営などにも取り組んでいました。

というわけで、この研究所も、

まずは、立ち上げのお手伝いをする、という立場からスタートしました。


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