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むlaboのオープンデー@11/25

だいぶ時間が空いてしまいましたが、今日は11月のオープンデーの振り返りをしたいと思います。

むらまるごと研究所(以下むらまる研)は、西粟倉村をまるごと検証フィールドとして、企業や研究機関と技術の研究開発及び地元と連携した実証・実装事業を行なう研究機関です。
そのような事業の中で拠点施設「むlabo」の運営をしています。
この施設は、企業等の関係人口やその技術と、村民の方々が出会うための交流拠点です。この交流拠点で、毎月開催しているのがオープンデーです。
オープンデーでは参加者主体で企画を実施いただき、その活動とイベント参加者(+企業・研究機関)が出会う場になればと思っています。

11月のオープンデー、テーマは”自然と森林”でした。西粟倉は村の面積の9割以上が森林という環境です。そんな自然に囲まれた土地で、改めて自然や森林について考えたり、触れ合ったりするきっかけになればとこのテーマにいたしました。


野の花生け花ワークショップ

幼いころから華道をたしなまれている猪田さんを先生に、野の花生け花ワークショップが開かれました。生け花と聞くとハードルが高いように思いますが、ワークショップでは身近にある花を家庭にある器に生けていきました
生けるポイントや写真を撮る際のポイントを教わりながら皆さん黙々とお花を生けました。身近なものの組み合わせでも、ちょっとの工夫でこのような楽しみ方ができるのか、と新たな発見があるワークショップとなりました。

ちぐさ研究室標本展示

こちらでは皆さんが何かを見ています。
視線の先には…

昆虫標本やキツネの皮、イノシシの頭蓋骨が!!
これらは、西粟倉を拠点に植物や森林に親しむ場をつくるちぐさ研究室の皆さんが展示してくださいました。

皮や骨は触ってもOKとのことで、子供たちが興味津々に触っていました。
西粟倉を中心に採られた虫や動物たちですが、標本を近くで見たり皮に触れるのは、ちぐさ研の皆さんのおかげだなと思いました。とても貴重な体験をありがとうございます。

ちぐさ研の活動はこちらからもご覧いただけます。

西粟倉の野鳥

むらまる研の研究員である江角さんが村内の野鳥についてまとめた情報を展示しました。地元の方からの野鳥目撃情報を募集し、この日は野鳥情報交換も盛んにされました。

今回出店してくれた江角さんは、高速道路を南に走ると西粟倉村の看板に描かれているアカショウビンをいつか見たいそうです。村内でも目撃情報がありますが、2024年は見れるといいですね✨

11月オープンデー 飲食販売

飲食販売では、特製あるの森弁当重軒さんの野菜販売がありました♪
重軒さんが持ってきてくださったお野菜の菊芋は、揚げても美味しいそうです。私も購入してさっそく試してみましたが、挙げた菊芋はほんのり甘くておいしかったです。 

むらのゆずで作ったジャムと味噌の試食会

むらまるごと研究所は、かつて西粟倉村の地元食材を使った加工品を作っていた元ポラリスの会と以下の3点を目指して共同研究を始めました。

①地元食材を活用する商品開発の後継者探し
②むらの調理室を用いた商品加工への挑戦と生産性のある活動形態の模索
③レシピ・製造工程のデータ化

その活動の一環としてむらで採れたゆずを使った、ゆずジャムとゆず味噌の試作を行いました。オープンデーでは試食会を実施し、活動の共有と試食品の感想を参加者に伺いました。

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今回のオープンデーのテーマは”自然と森林”だったのですが、振り返ると、西粟倉は本当に”自然がすぐそこにある”ということを改めて感じました。

私の話になってしまいますが、これまで都市部で美術展に行ったり街歩きをすることに喜びを感じていた自分は、引っ越してきた当初はこの村の環境の楽しみ方がわかりませんでした。漠然と”西粟倉=自然が身近!”くらいにしか思っていませんでした。今回のオープンデーで”こうしたら、この村での自然をより楽しめるのでは?!”というヒントをもらった気がします。

例えば今回の猪田さんの ”野の花生け花ワークショップ” や江角さんの ”西粟倉の野鳥” では、どこか特別なところへ出向かずとも身近にある植物や鳥に焦点が当てられていました。身近なものに対する知識を得たり、楽しみ方を身に着けたら身の回りの様々なものに興味関心がわくのではないかと思いました。

そして、もっといろいろ知りたくなったらちぐさ研のイベントに参加したり、お話を聞いてみよう!とも思いました。

今回のオープンデーでは、主に自然に興味関心を持たれ活動されている方々にご出店いただきましたが、
自然に限らず、興味関心をもとに活動されている方々にむlaboにある機能やオープンデーといった機会を生かしていただければ幸いです。

(担当:榊原)


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