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[新型車紹介] TOYOTA シエンタ内外装紹介 アクティブ感大幅アップもグレードごとの装備の違いに注意

本記事の内容について

今回の動画では先日トヨタ自動車より発売が開始された
新型シエンタの5人乗りおよび7人乗り仕様が
トヨタ会館にて展示されていましたので、
そちらの内外装紹介とグレードごとの装備内容や
それにともなう注意点について紹介していきます。

グレード体系について

まずはグレード体系についてです。

シエンタのグレード体系は最上級グレードのZ、
ベースグレードのG、エントリーグレードのXが設定されており、
これに加えて、HEV仕様とガソリン仕様があり、
またHEV仕様には2WDと4WD仕様があり、さらには5人乗り、7人乗り仕様があるため、バリエーションとしては全18バリエーションと膨大な組み合わせがあります。

結果として、車両本体価格は195万円から310万8千円までと価格レンジも広めです。
ただし、基本的にはGグレード以上を選択する方がほとんどかと思いますので、車両本体価格はGグレードの最廉価の組み合わせである
ガソリン5人乗りの230万円からとなるかと思います。

Xグレードに関してはエントリーグレードということもあり、
視聴者の方の選択肢はGグレードからかなと思いますので
今回の動画内での装備内容の紹介は主にG、Zグレードに関する装備内容について紹介していきますが
Xグレードに関しても5人乗り、7人乗り、HEV、ガソリン、2WD、4WDと
すべての組み合わせを選択できるのはいい点かと思います。

パワートレーンについて

続いてパワートレーンについてです。

シエンタのパワートレーンとしては1.5L 3気筒エンジンが搭載されたガソリンエンジンの仕様とこのガソリンエンジンにモータを組み合わせたHEVの仕様が設定されています。

それぞれの燃費はご覧の通りとなっており、
最も燃費がいい仕様がXグレードのHEV 2WD、5人乗りの仕様であり、
28.8km/Lとかなりの低燃費となっています。

ガソリン仕様とHVE仕様の燃費差としては
同じZグレードの7人乗り、2WDで比較すると約7km/Lとなっており、
ガソリン仕様でもかなりの低燃費となっていることがわかります。

また注意点としてガソリン仕様には4WD仕様の設定はなく、
HEV仕様には電気式4WDであるe-fourの仕様が設定されているため、
ご欄のような滑りやすい路面などにおける
走行安定性はHEV仕様に軍配が上がると考えられます。

またHEV仕様にしか装備されないアイテムもあり、
ランニングコスト、使用環境などを踏まえてパワートレーンを選択する必要があります。

内外装色について

続いて外板色についてです
外板色としてはツートンカラーを含む全9色が設定されています。

ここで注意点が二つあり、
Xグレードに関してはホワイト、ブラック、ベージュ、アーバンカーキの4色しか選択できません。

また二つ目としてツートンカラーであるご覧のカラーに関しては
選択した場合、生産開始が2023年の4月以降になるとのことです
せっかく9パターンと豊富に選択肢があるのにツートンを選択すると手に入るのが遅れてしまうというのは残念に思います。

内装色に関してはご覧のバリエーションが設定されています。

ここでも注意点ですが、
Zグレードのファブリック素材は撥水撥油機能付きとなっており、
アクティブな使われ方にも対応したシートとなっていますが、
Gグレードはその機能はありません。
今回のシエンタは内外装や使い勝手のよさを考慮すると
趣味的な使われ方を想定している方も多いかと思いますので注意であり、
オプションで撥水機能を追加することが可能ですので検討いただければと思います。

二つ目はさきほど紹介したツートンのカラーを選択すると
カーキの内装色を選択できません。
おそらく技術的な問題はないかと思いますので、
ツートンカラーの場合はアクティブ系の内装色と
コンセプトが合わないという判断かと思いますので注意です。

展示車仕様

今回紹介する展示車の仕様はこちらの通りとなっており、
グレードはZグレードであり、パワートレーンはHEVとなっており、
駆動方式はe-four、外板色はベージュ、内装色はブラックの仕様となっています。メインはこちらの仕様を紹介しますが、
のちほど、5人乗り仕様の車両も合わせて紹介いたします。

外観紹介

外観紹介行っていきます。

まずはフロントフェイスからです。

比較的キープコンセプトの車両のように思えますが、四角に大きく開いたグリルが印象的であり、同社のアクアにも似ていますね。ただ、迫力があるというよりも丸みを帯びた優しい印象を与えてくれています。

ちなみにですが、このシルバーの金属調の装飾はZグレードのみの装備となっており、それ以外のグレードに関してはグリルと同色となるため、注意が必要です。

下面には樹脂のリップスポイラーのようなものが
取り付けられており、この装備からもアクティブ感が伝わってきます。
また、トヨタのエンブレム周りに関してもピアノブラックのパーツなどは使われておらず樹脂パーツとなっていることからも高級感を狙った車両でないことがわかります。

続いてライトユニットですが、こちらも個性的なものとなっており、
半円状のLEDで縁取られた目力の強いものとなっており、
こちらもポップな印象を与えてくれます。

こちらのライトには対向車などの防眩機能をもった
アダプティブヘッドライトの機能も備えています。

ただしこのライトはZグレードの標準装備となっており、
それ以外のグレードに関しては画像のデザインのものとなっています。

ポップな印象はそこまで損なわれませんが、
アダプティブヘッドライトの機能はなく、
オートでハイビームが切り替わるだけとなりますので注意が必要です。
改めてフロントフェイスまわりですが、
ライト下面から下部に至るまでの部分が盛り上がっていることで
非常に丸みを帯びたシルエットとなっていることがわかります。
一般的な乗用車であれば低重心感をアピールするところですが、
この車の場合はこの処理を行うことで
安心感や親しみやすさを印象付けるデザインかと思います。

サイドに回り込んできました。

新型シエンタのボディサイズは全長4260mm、全幅1695mm、全高1695mm、ホイールベースが2750mmとなっています。
先代からのボディサイズの変更がなく、
5ナンバーサイズが維持されているのがいい点かと思います。
またこれに加えて、最小回転半径が先代の5.2mから5mへと小さくなっていること、後ほど紹介する予防安全装備の充実により
より取り回しがしやすい車両になっているかと思います。

デザインとしてはボディの側面には
エッジラインなど入っておらず、フラット面となっていることで
こちらでも親しみやすいデザインとなっていることがわかります。

またアクセントとして先代のシエンタからあった樹脂パーツのアクセントが入っています。
これがあることでフラットな面の間延び感の防止と、
ギア感の演出がなされているのだと思います。
ただ、フランス車にあるエアバンプにも似ているので
ボディカラーも相まってすごくフランス車っぽく見えますね。
国産車にはあまりないおしゃれな雰囲気の車かと思います。

またBピラー周りの処理も無塗装樹脂となっています。
ピアノブラックの仕様の方が
高級感を演出することができますが、
この車両の場合は無塗装樹脂の方が似合っていますね。

またルーフのラインも一直線で後端につながるのではなく、
ラウンドしながらつながっていることで
こちらでも親しみやすさを感じるデザインとなっています。

Cピラーの処理は最近のトヨタのミニバンデザインの例にもれず
大きなガラスでブラックアウトされており、視界の確保がなされています。

ホイールサイズとしては185/65R 15インチのホイールが装着されています。

Zグレードがこちらのデザインとなっており、
それ以外のグレードがご覧のデザインとなっています。

いわゆる鉄チンホイールとなっており、Zグレードのみオプションで
ご覧のアルミホイールへと変更することが可能ですが、
外板色によってはこのブラックホイールの方が
似合っているのではと思えるのがデザインの妙であると思います。

細かいところですが、シエンタのロゴが入っているのも遊び心があっていいですね。

リアに回り込んできました。

リアも丸みを帯びたデザインとなっており、
Cピラーからテールランプにかけてつながりのあるデザインとしているのは
昨今のトヨタ車のミニバンデザインの流れを汲んでいますね。

細かいですが、この部分にもシエンタのロゴが入っています。

リアの下部にはフロントにあったような
樹脂パーツのスポイラーのようなものはなく、
少し寂しい感じがありますね。
マフラーに関してもかなり小径のものが
ちょろっと見えている状態となっているので
せっかくなら隠しきるデザインの方がよかったかなと思います。

装備面の注意点としては
このドット柄のポップなデザインのテールランプは
Zグレードのみの装備となっており、
G、Xグレードではご覧のテールランプ形状となるため、
結構印象が変わります。
オプション装備で外観を変えることができないため、この見た目を気に入った場合はZグレードを選択する必要があり、ヘッドランプユニット含め、グレードによって結構外観デザインが変わりますね。

ライトチェック

内装紹介

内装紹介行っていきます。

まずはトランク容量についてです。

こちらが7人乗り、3列シートを使用している状態でのトランク容量となっており、この状態でも買い物袋であったり、旅行鞄などを十分収納することができると考えられます。

またこちらが3列目シートを格納し、
2列目を跳ね上げた状態、つまり最も収納スペースを広げた状態となっています。こうすることで自転車も搭載できるほどの広大な荷室容量を担保することができます。

ご覧の通り、この状態では3列目シートを2列目シートの下に完全に収納されており、このシートレイアウトは見事だと思います。

ちなみに3列シートがある車両ではご覧の通り、トランク床と格納後の3列目シートの間に段差ができてしまっていますが、こちらの5人乗り仕様ではその段差がなく、完全にフラットな床面となるため、こちらの状態もかなり魅力的であり、自身の使用環境で乗車人数を選択すればよいかと思います。

また装備面としてはご覧のオプションも用意されているため、
今回のシエンタのアウトドアの趣味に対する対応力はかなり高いものと思われます。

一つ注意なのがキャンプなどで車を使用する場合に
ほしくなる外部給電機能がHEV仕様にはオプションがありますが、
ガソリン仕様にはその機能がないというのが挙げられます。

またもう一つの注意がHEV仕様の場合、
外部給電機能を付けないと生産が23年4月以降となってしまうそうで、
外部給電機能を使うつもりでないユーザの方も装備をせざるを得ない状況かもしれません。このあたりは販売店の方に相談した方がいいかと思います。

続いて運転席周りについてです。

ドアの内張に関してはこのようになっており、
ドア開閉用のくぼみがこの位置にあるのは結構個性的でしたね。
確かにもちやすかったですし、少しの力でドアの開閉ができました。

基本的にハードプラがほとんどを占めていましたが、
ご覧の通り色合いを変えたり、手で触れる場所にはファブリック素材を使うなど工夫されており、質感の低さなどは感じませんでした。
下部のポケットも広めにとられており、実用性も高そうです。

乗り込む際も開口幅が大きめにとられているため、
頭をかがめることなく、自然な姿勢で乗り込むことができます。

ステアリングとしてはこのようになっており、
基本的にはヤリスと共通のデザインであると思われ、
左側にオーディオなどの操作系、右側に運転支援関係の操作スイッチが配置されています。

ちなみにZグレードでは本革仕様となっていますが、
それ以外ではウレタンとなるため注意が必要です。

また運転支援関連ですが
シエンタにはトヨタセーフティセンスの機能が標準装備となっているため、
高速道路での運転支援などの装備が充実していますが、
さらなる運転支援装備である自動駐車機能のアドバンスパークや
パノラミックビューモニターの床下透過機能などは
ZグレードのHEV仕様しか装備できないため、注意が必要です。
通常のパノラミックビューモニター機能は全グレードでオプション装備することはできますが、より安全装備を充実させたいという方は注意です。

メーターはZグレードの場合、7インチの液晶メータが搭載されており、
各種情報切り替えがご覧の通り可能となっています。
それ以外のグレードの場合は
アナログメータと4.2インチの液晶メータの組み合わせとなります。
情報表示量としては少なくなるかもしれませんが、
こちらの方が視認性がいいという方はおられるかもしれませんね。

私の運転席からの視界はこのようになっており、
ドアミラーとAピラーの隙間が大きく取られており、
歩行者の見落としなどの未然防止はできそうです。
ただナビの上面がダッシュボードの稜線とぎりぎりかぶりそうであったのが気になりました。低めのドライビングポジションをとる場合は少し視界を妨げるかもしれません。

そのナビ画面としては
この展示車両にはオプションの10インチナビが装備されており、
サクサク動いてくれるようです。

標準ではご覧の8インチのナビとなります。
どちらもcarplayやandroid autoには対応しているため、
操作感としては問題ないかと思います。

ただここでも注意点ですが、
10インチナビをベースグレードであるGグレードで
オプション装着する場合、生産開始が23年の4月以降となるそうですので
注意が必要です。 半導体不足の影響は深刻ですね。

その下にはエアコンの操作関係のスイッチが
物理スイッチとして配置されており、操作性も考慮されている印象です。

その下にはおそらくスマホ置き用のスペースがあり、
すぐ近くにUSBポートが備えつけられています。

その横には電子式のシフトノブが備え付けられていますが
こちらはZグレードのHEV仕様のみの装備となっており、
それ以外の仕様では画像のゲート式のシフトとなります。

アドバンスドパークなどの装備には機械式でなく電子式のシフト変更が必要のため、ZグレードのHEV仕様しか装備できないのはこれが理由ですね。

このシフトノブの台座はピアノブラックとなっていますが、
この光沢感が少し浮いているかなと思ってしまったので、
ファブリック仕立てとかでもよかったかなと思いました。

その下には外部給電用のコンセントやシガーソケットが装備されています。

センターのアームレストはなく、
若干の段差はありますが、後席からのウォークスルーができるようになっているのもポイントかなと思います。

その他デザインとしてはダッシュボード全面にファブリックがふんだんに使われており、グローブボックス上にはちょっとした小物置き場があるなど収納スペースも十分確保されている印象です。

シートの形状としてはご覧の通りであり、
スポーツシートほどではないですが、サイドのサポートもあり、
Zグレードの場合、撥水加工などもなされているため、
快適性を担保しつつ、アクティブな用途にも対応できるシートとなっています。ちなみにシートヒーターやステアリングヒーターなどの機能は
別途オプション選択する必要があります。

続いて後席についてです。
シエンタはXグレード以外はデュアルの電動スライドドアとなっていますが、Zグレードでは足を差し込むだけで開閉可能となっており、
Gグレードにもオプション装備ができます。

後席ドアの内張としては、前席と異なり、ファブリックなどの素材は使われておらず、少し質感としては寂しい印象でしたが、
ペットボトルホルダーなどが備え付けられています。
またZグレードにはサンシェードも装備されていることがポイントです。

足元スペースとしては2列目シートを最も前に出した状態で
これだけのスペースがあるため、
3列目シート分の足元スペースを確保しても
十分快適に過ごすことができると思われます。

また、3列目に人が乗っていない際は
ご覧の通り、シートを後ろにスライドさせることで
足元スペースを広げられ、足を余裕で組めるほどのスペースがあります。

また、USBポートやスマホ用のポケットがあるなど機能性も問題ないかと思います。

シート形状としてはサイドの張り出しが少ないフラットなシート形状となっており、快適性は高かったです。
またご覧の通り、リクライニング角度を大きく取ることができるため、3列目の人と相談ですが、かなりリラックスした体制をとることができます。

続いて3列目シートについてです。

3列目シートの足元スペースとしてはご覧の通りとなっていますが、
こちらは2列目シートをかなり後ろまで持ってきた状態となっており、
その状態でもギリギリ背もたれとのスペースが確保できていました。

また3列目シートもご覧の通り、
ある程度のリクライニング角度をつけることができ、
2列目シートの方との譲り合いとあわせて快適性を担保することが出来そうですが、2列目シート下に格納する機構を持たせるためにシートクッションの厚みが薄いため、シート自体のクッション性は心もとない印象でした。
こちらは機能性とのトレードオフなので仕方ないところですね。

そのため、シエンタの場合は7人乗り状態はあくまで緊急時であり、
常時7人乗りするような使われ方の場合はノアなどの
より上位のミニバンを選択すべきかと思います。

オプション装着車両

こちらの車両にはオプションのエクステリア装備が装着されていましたので
紹介いたします。

このフォグランプやサイドのシエンタのオレンジのアクセントがオプションとなっており、シエンタによりアクティブな印象を与えてくれます。

また、この車両は後ほど紹介しますが
内装がカーキとなっており、
この内装色の場合、Bピラーがボディと同色になるのが特徴です。

カーキの内装色はご覧の通りであり、
ファブリックの色合いが茶色みを帯びており、
ペットボトルホルダーや小物入れ周辺が茶色に近いオレンジとなっており、
アーバンカーキの外板色と相まって
アクティブ感を出すには最適な組み合わせかと思います。

まとめ

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